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Rap1084-えっ、何故・・ストリップ? 内科・外科2-2

Rap1083-タムラ先生夜間外来総合


Rap1084-えっ、何故・・ストリップ? 内科・外科2-2


 腹痛、便秘、吐き気で受診


「えっ、摘便?」

「大丈夫です、ベテランの看護師が痛くないようにやりますから!」

早川先生の目線は愛子を見ている。

”上手くやれ、任したぞ!“と目が訴えている。


とにかく摘便、これは相当恥ずかしい。

なにせ、下半身、スッポンポンでおまけに肛門に

看護師や助手に指を突っ込まれる。

そして、硬くなった便を指で穿ほじくり出すのだ。


うら若き乙女が、産婦人科で、検査台に乗せられ大また開きで

女性器をまじまじと検査され・・・、

今度は肛門に指を・・・あー彼女何と言う悲劇だ。

相当同情の余地ありだろう・・・・、

自分にそう心に言い聞かせ、納得して時の過ぎるのを待つ。


それに・・・、まあイケメンとまでは行かないが、

かなり好みの先生に全裸を見られてしまった、

まあいいか・・・減るもんじゃーないし・・・

あの時・・、パンテーはつけていて良かった様だ。

そんな雰囲気があった。


あれは、自分の早とちりだろう。

前回産婦人科に受診した時に・・・・、

看護師に下着を脱ぐように言われた時、

不覚にもパンテーを履いたまま検査台に上がってしまった。


すると、「僕は君の何処を診察すればいいのかな?」

なんて、嫌味を言われた苦い経験があったから・・・

パンテーを脱いだのだ。

よく考えれば、自分の早とちりだ。


先生と目が会った時、先生相当動揺していた・・・・・。

そして、スムーズに、私に恥をかかさない様な配慮は、

凄く嬉しかった。

が、しかし、その後が凄かった・・・


あれはそれ以上かもしれない。

お尻に、指を入れられ便を搔き出すなんて・・・・

想像するだけで・・・もう死にたいくらい、

でも、するほうも嫌だろう、勿論されるほうはもっと嫌だ。


よく考えれば、便は10日位出ていなかった。

先生には嘘を言ってしまった、乙女の見栄か・・・

でも、あのレントゲン写真を見れば嘘も直ぐにばれた。

あの早川って、先生・・・意外と優しいかも。


それにもし、摘便、あの早川先生にされるようなら、

もう死んでしまいたい位だ。

それだけは・・・・、看護師さんでよかった。


でも、どうして、産婦人科で今の状態わからなかったのだろう?

あの・・・、ヤブのスケベ先生め・・・

もう二度とあそこには行くの、止そう。


「それじゃー、大谷さん? 何処がいいかな?」

「えっ、・・はい!」

 「何処か個室探して来ましょうね?」

「流石に、この処置室ではねえ・・・」


そう、内科の処置室は、かろうじてカーテンが、

仕切られているだけなのだ。

いろいろ支障があるだろう。


そこはベテランの看護師佐橋だ。

浣腸だけなら液剤を肛門に注入して、

トイレに行ってもらえば済む事だから、

いいと思うのだが・・・・


「江藤さん! 102号室開いてたわよね?」

 「はい、今朝退院しました。」

「じゃあ、大谷さん行きましょう!」


そして、二人は102号室へ・・・、

佐橋愛子は、もろもろ機材一式を持って部屋に入る。

看護師は直ぐに、手術用の手袋をはめる。

「大谷さん、そんなに緊張しない!!」

 「はい、・・・うっ・・!」


「緊張を緩めて・・・そう、肛門の筋肉を緩めて!」

「そうでないと・・・、指が入って行かないわ!」

 「はい、 はい!」

そうは言っても、若いお嬢さん緊張の連続


看護師の愛子は彼女の肩を優しくなでて・・・・・、

キシロカインゼリーを肛門の周りから、

少しずつ中に押し込んでいく。

やっと人指し指が・・・・そして、中指も・・・


しかし硬いまるで石のよう、かなり大変だ。

割り箸にコットンを捲きつけ、それにグリセリンを含ませ、

かなり強めに押し込む・・・・。少し道が出来たかな・・・


「あっ、痛い!!・・・・痛ぁーい!」

「あっ、御免なさい。」

「痛かった・・・、あなた相当凄いわ。」

 「うっ・・・!!」

「これは5日ではなく、2週間近くでしょう?」


 「あっ、すいません、つい嘘を・・・!」

「まあ、女性の見栄ね、でも良くここまで貯めたわね!」

 「はぁ・・!」

「相当、気持ち悪かったでしょう?」

 「はい、おならも出なくて・・・」


「でも、出たら・・・すごく・・・臭かった・・・の!」

「そうね、これからはこんな事にならないようにね!」

 「はい・・!?」

「あっ、やっと大きい塊が取れたわ!」

 「・・・・!!・・・!!」

「もうこの後は、直ぐに・・・もう大丈夫、出せるわ!」

 「・・・よかったぁ・・・」 


「ここで、浣腸するわね?」

 「あっ・・・、はい!」 

何とその浣腸ノズルが異常に長い。

医療用は、市販のと管の長さが全然違う。

肛門の奥まで管が入っていくのが自分でも良くわかる。

そして、液体が肛門の奥のほうにいっぱい入っていくのもわかる。


彼女はたまらず「冷たい!」と叫んでしまった。

「我慢しなさい!」今度は看護師さん少し怒りの声で・・・

何しろ、便の臭さと、見たくない二つの穴を見ながら、

真剣に仕事をしているのだから。


「はい、それでは下着を着て、トイレで3分我慢しなさい。」

 「はい、えっ、でも・・もう・・・!」

「駄目ですよ、我慢しなさい。」

すると、彼女あわててパンテーを履いて・・・、

スカートはトイレに向かいながら下ろしていた。


相当つらいのだろう。しかしそれも試練だ。

今の状態で我慢すると肛門筋、子宮筋が良く締まる様になり、

男性からは喜ばれる。(これは、余談)


トイレから出て来た大谷美和子、相当すっきりした顔で、

内科の診察室に入って行った。

「やあ、随分すっきりした感じになったね!」

 「はい、おかげ様で!」

「今日は、便を柔らかくする薬を処方しておきます。」

「暫く、きちんと服用してください。」

「それと、繊維質の多い食べ物を多く摂取しなさい。」

 

「はい、本当にありがとうございました。」

「では、元気で・・・!!」

 「はい、先生も・・・!!」


「ねえ、さっきの先生の挨拶おかしくないですか?」

なぜか不機嫌の佐橋愛子。

「どうしてだい?」

「だって、“では、元気で”なんて!!」

「まるで恋人との暫しの別れ言葉みたい!!」

 「そうかな?・・・・そうかもな?」

「何で、そんな言葉が・・・」

 「先生、さっきの患者さんのヌード見て・・・」

「恋人気分・・・ですか?」

「いや、そんな事は・・・ない・・・と思う・・が?」


ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 のぞみ


タムラ先生夜間外来(総合) R1084


DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr


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