Rap1069-乳癌検診・・・? 2-2
Rap1069-タムラ先生夜間外来総合
Rap1069-乳癌検診・・・? 2-2
乳癌検診の必要性を、若い看護師に語らせました。
看護師西川麗奈を検診の被験者にしたくありません、
個人的にですが・・・・
なにせ、ミス準日本です。
麗奈そう簡単には、そのような場面に登場させたくありません。
可能性として、タムラ先生に触診してもらう何てストーリーは、
状況設定が揃えばあってもいいかも・・・
随分麗奈に肩入れしてすいません。
何だか作品を重ねていくうちに、相当のファンになってしまいました。
ですから、この先は一般的に患者が受ける検査や手法を書き続けます。
あしからず・・・・・
乳癌検診の実際
それでは実際の乳癌検診の内容を簡単に説明します。
患者さんは、まず乳房の視触診を行います。
それは、外科医と、産婦人科医!
ちなみに、癌の専門の外科医の方が優れている事も、
たまに耳にします。
そして、乳腺超音波検査、乳腺レントゲン(マンモグラフィー)
検査があります。
多くの場合、乳房の視触診のみで終わってしまう、
検診が多いと思います。
そこで異常があれば次の検査としてレントゲン、
超音波検査を受けることになります。
しかし乳癌の中にはしこりを作らない癌もあります。
また小さなしこりは触診だけでは見落とされる可能性があります。
出来るだけ乳腺超音波検査または乳腺レントゲン検査を併用した
精度の高い検診を受ける事を勧めます。
乳腺超音波検査
乳腺専用の超音波の機械を乳房にあて、癌などの病巣がないか調べます。
痛みのない検査です。
しこりを作るタイプの癌の発見に適しています。
若い方の診察に向いています。
乳腺レントゲン検査
乳房を縦、又は横に板で挟んで乳腺専用のレントゲン装置を使用し、
レントゲン撮影するため圧迫される軽い痛みがある検査ですが、
40代の方は1回/2年、50代の方は1回/年受診をお勧めします。
ごく細かな乳腺の変化や超音波では発見できない、
しこりを作らない乳癌の(乳癌に伴って微細な石灰化巣が見られる)
発見にも適しています。
この検査は旧厚生省も勧めている検査です。
欧米においてマンモグラフィーによる乳癌検診は
視触診のみの検診に比べて約3倍の早期乳癌が発見され、
乳癌による死亡率を減少させる効果があることが報告されています。
それでは、いつ乳癌検診を受ければよいのか?
乳癌の検査は乳房の張りの少ない生理後4~5日間が適していますが、
こだわる必要はありません。
ほんのわずかな被爆量ですがレントゲン検査のため、
妊娠中の方は受けられません。
そして、どのような検診施設を選ぶのが良いのか?
まず専門医に診てもらう事が大切です。
というのは以前の日本では検診精度管理はあまりされておらず
例えば乳癌をあまり見たことの無い医師が検診の一環として
一緒に乳癌検診の触診をしている事もありました。
その結果検診での早期乳癌の発見率は低いものでした。
最初に説明したとおり乳癌は早期に発見することが必要です。
乳癌学会は認定制度を設け乳腺専門医、マンモグラフィー検診施設画像認定
など精度管理をしています。
是非認定を受けている施設での精度の高い検診をお受けください。
なお、自己検診のすすめ
日本人の乳癌患者さんの多くは乳房の、しこり等の症状に気付いて
受診するケースが大部分を占めています。
しかしその多くが残念ながら進行癌になってからの受診です。
乳癌は自己検診でも発見することが出来ます。
それでも発見が遅れてしまうのは乳癌を警戒する意識が
低いためだとも言われています。
検診受診時しっかりと自己検診方法の指導を受け、
普段から乳房の状態を確認することが大切です。
普段から自分の乳房の状態をわかっていれば、
いざしこりが出来たときに「何かできた」と気付くことが出来ます。
自己検診の方法についてはネットなどで調べられます。
次に乳癌にかかりやすいタイプ
1、40歳以上の人
2、未婚の人
3、出産経験が無い人、あるいは初産年齢が30歳以上の人
4、初経が11歳以前の人
5、閉経が55歳以降の人
6、肥満している人「高脂血症、高栄養」の食事をしている人
7、乳腺症になったことがある人
8、乳癌になったことがある人(再発片方の乳房)
9、家族に乳癌になった人がいる(倍近い確立になるといわれます)
ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 希
タムラ先生夜間外来(総合) R1066
DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr