表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/288

Rap1064-痛みが・・・ヤッパ・・虫垂炎?2-1 

Rap1064-タムラ先生夜間外来総合 


Rap1064-痛みが・・・ヤッパ・・虫垂炎?2-1 


 香里奈、昨夜から腹痛が、みぞおち、右下腹部へと、

痛みがあり寝不足気味。

そして、少し吐き気がした。

 無理したかな・・・、


あいつと競ってビールの飲み比べ・・・

おだてられて・・・、あいつ・・・

私を潰そうと考えたな!

 そんな簡単に・・私潰れないわ・・・


「ねえ…飲みに行きませんか?」

少しイケメンの新人大鰡おおぼら辰弥が・・・

「いいけど・・・!」

香里奈は来たな、と思って小躍り・・心の中で。

「そうですか・・・うれしいです!!」


「で・・・何所?」

 「そうですね・・・ビヤホール・・・Hホテルのテラス!」

「へえ・・・あんた・・そんな所知ってるんだ?」

 「はい・・まあ・・!?」

「大学のころ・・・ナンパで・・使った?」

 「まさか・・違いますよ!!」


おっと、お見通しか・・・でも・・それでも・・可能性有りかな?

軽く一本釣り上げて・・・まず就職後の肩慣らし成功かな・・・ 


 「先輩・・・強いんですね?」

「わたし、後輩になんて・・なめられないわよ?」


勝ったけどね・・・、無理しなきゃ良かった。

 逆に潰してやったわ・・・でもその結果、昨夜は大変だった。

吐き気は・・・ん・・なわけない!


夕暮れせまり退社時刻が近付いた。

痛みがへそのあたり右下に集中かな・・

と言う事は・・・やっぱり 盲腸かな・・・

「先輩、昨夜はどうも・・・?」

「どうしたんですか? 顔色悪いですよ!!」


「・・!・・・!・・」

 「もう・・アルコール残ってないですよ、・・ね!」

「違うわ・・お腹が痛いの・・たぶん盲腸だわ!」

 「それで・・いままで・・・ それはまずいですよ!」

「様子見てたのよ・・少し」

「時間が経てば・・治るかと思って!!」

 

「で・・・、今も痛いん ス か?」

「そう、やっぱり・・・病院行きたくないもん!」

 「ですよ・・ね・ でこれから病院!」

「そうだけど・・、あなた知らない何処か?」

香里奈の顔に、脂汗が今にも・・見るからに痛そう・・ 

かなり我慢強いのか・・それとも・・?


「えっ、なんで僕が・・知っている ん ス か?」

「あなた・・・、色々そう言う所知っていそうだから!」

 「わかりました、先輩もう無理して喋らなくても・・・いい ス!」


携帯の登録を、スライドさせて・・・

「確か・・・彼女・・・看護師だよな、大きな救急病院の!」

「はい、***病院夜間外来です!」

 「すいません、どうも盲腸って、言ってる人が・・・」

「少々お待ちください!」

「はい、看護師の西川です、どうなさいました?」


「あの・・実は今ここに盲腸かなって思っている人が!」

「それでは、今の病状を詳しく!」

 「どうも・・昨夜から痛みがあって、気持ち悪くて・・」

 「あとは・・そう、右脇腹に痛みが・・ずっと・・」

「らしいです・・・!」


「今の話・・・あなたでは・・ないの?」

 「はい、今ここに、うずくまってます!」

「それでは、救急車かタクシーで来てください!」


傍にいたタムラ先生に向って、麗奈は

「よろしい、のですよね?」

「もう、来なさいって・・言ってる、もんな!」

 少しすねた、気がしたのは気のせいか・・・


先ほど、面倒くさい患者を終わらせたばかりの、タムラ先生・・・

そのままナースで、お茶を飲んでいた所に電話が鳴ったのだ。

西川麗奈看護師は、タムラ先生と目線を合わせて、当然OKが出たのと

判断したのである。

  

 「先生、何か都合が・・?」

「いや、そんな事はない 大丈夫だよ!」

 

そんな会話をしばらく・・・そう、

二人の話す顔を見ていた葵ちゃんは、

「何か・・・おじゃま・・かな!」

わざと声を潜めて・・・、それぞれの顔を見つめて、

「それは、葵ちゃん・・・言い過ぎでしょ!」

「そうだ、言いすぎだ!」

突っ込んだ葵が、やけどした感じに・・・・

「すいません、言い過ぎました」

とナースコールをいい事にその場を退散した。


一方お腹の痛い香里奈と後輩の大鰡辰弥、

香里奈は痛いはずだが相当我慢して

「ねえ・・ この病院、どうして知ってるの?」

「それは・・・知り合いがいるんです!」

 「看護師さんだ! そうだよね!」


「先輩、痛いんでしょ!」

「無理しないで・・・、話さない方が?」

 「無理なんか・・・う・・ぅ・・・」


痛いはずです、相当 熱も、吐き気も・・・


 

ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 のぞみ


タムラ先生夜間外来(総合) R1064


DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ