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Rap1048-タムラ先生大忙し、・・?-6

RAP1048-タムラ先生夜間外来総合


RAP1048-タムラ先生大忙し、・・?-6


 今回の夜間外来は、同じ日に3つの症例がほぼ同じ時刻に同時進行して、

それを細切れで投稿しました。

話の内容が都合で前後したり・・、で、分かりにくい事もあったと思います。


整理しますと、大磯健太郎は公園で寝ていた所、ハエが耳の中に入ってしまいました。ハエが内耳にいたらどんなに不愉快か・・・

本当に、救急を必要とはしないかもしれませんね?

それは、本人以外の感想でしょう。

とにかく、本人はもう尋常ではいられません。


本当につらいです。

もしも朝までとなったら、神経が壊れてしまうでしょう。

絶対に、耳鼻咽喉科が開くまで待てないでしょう。

 場合によっては、鼓膜損傷すなわち破ける事も・・

そして、耳に虫が入るような事は耳鼻科の診療時間には起こらないでしょう。


 最近、都道府県では、当番医制を設けて夜間外来の需要に答えているでしょう。がしかし、その当番医は専門以外の診療科目は診ようとしないのが現状です。

すなわちたらい回しです。

特に困るのが産婦人科、それに、耳鼻咽喉科、その他数えればきりがありません。

経営的に複数の科の医師を常駐させるのは、完全に無理です。


市町村によっては、専門医の常駐を旨く配分して、様々な診療科に

対応できるようになっている都道府県も多いともいます。

しかし、医師の数が少ない、と言うより、医師が、大都市に集中している事。

訴訟になりそうな診療科に、医学生は専攻しないのが現状です。


医療制度の歪です。

そして困った時は神頼みみたいに医者に縋りつく。

しかし、不測の事態になると周りから偏見的な知識を得て、

その医師を訴えます。


良かれと思って・・・自分しかいないと思って、

それ程専門でも無い科を診ると、患者は今までの状況を無視して、

その医師の行った医療行為を非難します。


訴訟とか、その様な事例が起これば医師は身の安全の為、

本当に専門以外は手を出さないでしょう。

そして、救急車をタクシー代わりに・・・これは患者側のモラルの低下、

自分さえ良ければそれでいい・・

 

ちなみに、民間企業で救急車が出動すると、

おそらく3万円前後の費用がかかるとも言われています。

それぐらいの費用は維持費として完全に掛かります。

実際に、救急出動で、その必要性が認められないような軽微な事例には、

費用を負担してもらうような事も考えられている様です。


今回の、大磯健太郎の事例、想像してください。

本当に発狂したくなるでしょう。ハエが羽をばたつかせる。

それも鼓膜に一番近いところです。


頭痛、生理通、疝痛、と言う強烈な痛みではなく、精神的に参ってしまいます。

場合によっては、本当に発狂してしまうでしょう。

拷問として、ある国のスパイが、同様の事を行った事と言う話、

ある書籍から読んだこともあります。

自供させる、本当の事を言わせる手段として、非常に有効でしょう。

だからと言って、決して真似をしないで下さい。


次に、健太郎と喧嘩をした、山本愛の病状、芸能関係者には様々な問題が・・・

最近では、本当に付き合いして、結婚を前提とした場合は問題なく、

公に公表して結婚の意思表示、そして離婚。

そのパターンが大きな問題ではなく処理されるのが最近は多いと思います。


しかし、不倫や、その他不問にしなければならない事も芸能界では、

山のようにあるでしょう。

最近も、有る行け面の俳優さんが、ホステスに堕胎を強要した。

その彼は、既に結婚していた。すなわち遊びとした軽々しく女性を妊娠させた。

こんなのは、氷山の一角でしょう。


話はそれました、山本愛の下半身からの出血。

このことはあらゆる病気が想定されます。

 不正出血

不正出血とは「月経時以外の、性器からの出血」のことをいいます。

おりものに血が混じったり、月経と月経の間に出血したり、数カ月に一度出血したり、

突然、ナプキンでも間に合わないくらいの出血がある人もいます。


 不正出血は「少し血が出た程度だから大丈夫」「たまにしか症状がないから大丈夫」

と自分で判断するのは危険です。

出血量と頻度は、病気の重さと一致しないからです。


性器からの不正出血には、大きく分けて

.「器質性出血」と「機能性出血」の2種類あります。


性器からの不正出血には、大きく分けて「器質性出血」と「機能性出血」の2種類あります。

 「器質性出血」は子宮の腫瘍などの異常によるものですが、これには良性と悪性があります。

 良性は、「子宮筋腫」「子宮内膜症」「子宮膣部びらん」「子宮頸管ポリープ」「子宮内膜ポリープ」など。


子宮膣部びらんはセックス後に出血したり、おりものの増加、排尿時に痛みを伴ったりします。良性のものは基本的に、治療をすれば完治します。

 一方、悪性には、「子宮頸がん」「子宮体がん」「卵管がん」「膣がん」「外陰がん」「子宮肉腫」などがあり、不正出血は大きな病気のサインとなるのです。


 「機能性出血」の多くは卵巣機能と関係がありその働きが衰える、更年期にあります。

また思春期の子宮や卵巣が未発達である時も、出血する場合があります。

機能性出血の原因は、女性ホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンの

分泌バランスの崩れです。


更年期時に過度のストレスや不規則な生活が続くと、ホルモンバランスが崩れ、不正出血につながることが多くなっています。

 この他、月経と月経の間の排卵期前後に、無排卵や卵胞ホルモンの分泌が低下して少量の出血が起こる「排卵期出血(中間期出血)」や、血液疾患、ビタミンC欠乏症、急性伝染病、敗血症など、全身の病気からくる不正出血もあります。


増え続けている不正出血と、子宮筋腫


子宮筋腫 

子宮筋腫は成人女性の4人にひとりがかかっている一般的な病気で、子宮の筋肉層にしこりやこぶ、おできなどの腫瘍ができるものです。

症状として生理期間が長くなった、レバー状の血の塊がたくさん出るようになった、月経痛が激しい、貧血、腰痛などがあります。

しかし子宮筋腫は良性の腫瘍なので、貧血や重い生理痛などの不都合がなければ、手術などの治療をせず、8センチくらいのしこりでも経過を観察することが多くなっています。


 子宮内膜症

子宮内膜症は、月経痛が激しくなる症状から始まり、出血量も増え、不正出血があり……、と気が付いてから病院に来る人が多く見られます。

これは子宮内膜の組織が本来あるべき子宮内部以外の部分に発生して増殖する病気です。

女性ホルモンの影響を受け、月経周期に合わせて増殖や剥離を繰り返し、病状が進むと激しい月経痛がおこります。

また不妊と関係が深いとも言われています。

 最近、子宮内膜症が増えてきました。

受診率の増加や医学の進歩によって発見件数が増加したこと以外に、晩婚化・少子化・初経年齢の若年化などにより、一人の女性の経験する月経回数が増加していることも一因になっていると考えられています。

 「子宮内膜症」も良性です。生理痛や貧血などの自覚症状があったら我慢せず、早めに検査を受けましょう


不正出血で怖いのは子宮癌


一方、不正出血の症状が出たときに、一番心配なのは「子宮がん」です。

 「子宮がん」には、「子宮頸がん」と「子宮体がん」があります。

 「子宮頸がん」は子宮の入り口、子宮へ異物が入るのを防ぐ働きをする場所にできるがんです。

10~20代にもみられることがあり、最近若年化の傾向にあります。

「子宮頸がん」の初期は症状がありませんが、病気が進むと不正出血やにおいの強いおりもの、さらに進むと下腹部や腰に痛みが出ます。

 「子宮体がん」は子宮の内部にできるがんで、子宮内膜に近い部分にできることから、「子宮内膜がん」とも言われます。

こちらも増加傾向にあり、50代に多く、子宮体がんの初期には不正出血があります。進行すると悪臭のある血の混じったおりものが、腹痛とともに見られます。


子宮がんにかかりやすい人には、下記のような傾向があります。


子宮頸がん

o若いとき(16歳前後)から性交渉を始めた

o性交渉の相手が多数

o結婚が早く妊娠、出産の回数が多い

子宮体がん

o年齢が50歳以上

o閉経以後もしくは妊娠、出産の経験が少ない

o若い頃から月経不順

 「子宮頸がん」も「子宮体がん」も、発見が遅れると治療が難しくなるので、「不正出血」があったり「月経に違和感がある」「月経時でなくても、子宮あたりがすっきりしない」と感じたら、出来るだけ早く婦人科を受診しましょう。


不正出血の検査と治療法


婦人科の問診では、どの程度の不正出血があるのか、その期間や量などの質問があります。

症状や体調をメモしていくといいでしょう。

また、若い方は基礎体温を記録してから受診することをおすすめします。

 内診では、ほとんどの病院で超音波検査エコーを行います。

超音波検査にはお腹の上から超音波を発信する器具をあてて子宮を観察する「経腹法」と、

器具を膣内に入れて内部の断面を見る「経膣法」があります。

細胞診は必ず受けましょう。

 さらに「子宮鏡検査」という検査方法もあります。

これは子宮の中に子宮用の内視鏡を入れ、内部の画像を診察する方法で、5~15分で終わります。

子宮の内側に出来る筋腫、ポリープなどを発見し、そのままポリープを除去することができます。

 問診と内診で不正出血の原因がわかったら、止血剤、低容量ピル、排卵誘発剤など薬剤を使用することもあります。

また、ホルモンバランスの崩れによる不正出血は、ホルモン注射をすることもあります。


 不正出血は病気のサインですが、30歳を過ぎたら不正出血がなくても子宮がんの定期検診をしましょう。

なにもなければ安心できますし、たとえ病気が見つかったとしても、良性のものであれば簡単に治りますし、悪性のがんであっても、早めの治療で完治することができます。


* 文献参照) 社団法人日本家族計計画協会


今回も話が堅くなりました。

次回は、もう少し、タムラ先生、看護師の麗奈、新人看護師の葵 

フランス帰りの伊藤愛美、そして、タムラ先生の妹さんの恵子先生。

そして、大磯健太郎、山本愛、そのマネージャー、岩下桃、・・

タムラ先生の過去、等を取り上げる予定です。


次回もご期待下さい。 浅見 のぞみ


ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 のぞみ


タムラ先生夜間外来(総合) R1048


DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr


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