表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/288

Rap1034-胸が・・現役モデル(今井綾香)今夜も暴れる・・?-2

Rap1034-タムラ先生夜間外来総合 


Rap1034-胸が・・現役モデル(今井綾香)今夜も暴れる・・?-2


綾香の胸を触診していたタムラ先生、

綾香に少しきつい質問を投げかける。

「君・・・、誰かにか、何かに咬まれた覚えはないか?」

 「えっ、咬まれた?」


「そう、彼氏か・・・・それとも犬か・・・猫か・・・」

 「冗談じゃないわよ!!」

 「そんなのに咬まれませんよ・・・!」

「しかし、この腫れ具合・・・」

「この胸の・・・これは咬まれた傷が化膿したんだろう!」

 「うそ・・・そんな・・・!!事・・・」


「それとも・・・何か針のような物で・・・」

「君たちはファッションショーで、しょっちゅう着替えを・・・」

 「そういえば、妬みとか、嫌がらせとか・・・綾香さん?」

急に麗奈が口を挟んだ。

 「例えば・・・ブラとか・・・」

「服に直に、ピンとか・・何か金属の・・・!」


「そういえば、君確か・・・・妬み、嫌がらせが・・」

「おそらく、その傷の化膿具合から4~5日経っているだろ?」

「彼氏に咬まれた事が無ければ・・・誰かに・・・」

 「そんな、私彼今いないの、それに猫も、犬も」


「そうか、それは・・・」

 「それは・・・で、その後は・・何が言いたいの?」

「別に、ただ・・・」

 「先生は、綾香さんに今、彼がいるか、いないか心配なのよね?」

横から口を出す麗奈、

こんな事は決してしない麗奈、やはり麗奈も・・・


 「うるさいわね、横から口を挟まないの!」

「ねぇ、先生!!」

「うん・・・まあ・・・」

「それより、先生! 綾香さん切開します・・・胸!!」

 「えっ、切るの・・・胸!」

「そうだな、切った方が治癒が早い!」

「おい、メス!」


そう言うと同時に麗奈メスホルダーに既に

先の尖ったメスをセットしてあり、

それをタムラ先生に手渡す。

「そんなにビクビクするな!」

「ちょいと、針を刺すような物だ!」


 「えっ、刺す?」

「そう、刺さなければ膿が出ないし・・・」

「綺麗な胸がきちんと修復出来ないぞ!」

 「どうして?」

「それはそうだろう、皮膚が破けるのと、」

「場所を選んで穴を開けて、膿を出すのでは、

傷跡の綺麗さが違うだろ?」


 「そういう事ですか、納得!!」

 「で、先生? 麻酔は・・・?」

「ばかだなぁ・・・君!」

「麻酔の針と、メス両方刺されたいのか君は?」

「二度刺す事になるぞ?」

「君は何でも麻酔、麻酔と言うが麻酔が効くまで待てるか!」


 「はい、わかりました先生!」

「何、もたもたしているんですか、先生!」

「そんなに、綾香さんの胸見ていたいのですか?」


少しイラついている麗奈、なぜかこの患者さんには、

冷静な言葉が出ない。

「麗奈君、変な事言うな!」

「僕は、真剣に・・・」

「はいわかりました。」


「とにかく、早く刺したら・・・、如何です?」

 「何よ、人事だと思って・・・!」

今度は、胸を突き出すようにしてむきになる綾香。


その状況を察して、タムラ先生、アルコール綿で消毒をしてから、

場所を考えながらスーッとメスを刺すように切込みを入れた。

その瞬間血液と膿が勢い良く飛び出した。

すかさず、麗奈ガーゼで飛び散るのを防ぐ。

やはり仕事はプロの技。敬服に値する。


その切開した場所に当てたガーゼをタムラ先生、

左手で持ちながら、少し強く胸を押す。


「痛い、先生痛い、痛ぁぃ・・」

「大げさな事言うな、直ぐに終わる!」

 「でも、痛いです?」

「ちゃんと膿を出し切らないと・・・」


タムラ先生、綾香の胸の感触をガーゼ越しに感じて、

少し医者を忘れ・・・

「先生、もう大丈夫でしょう!!」

今度は、麗奈が横や理を入れる。


少し顔が赤らんだタムラ先生、意識的に声を大きめに。

「よし、終わり! 消毒!!」

 「ハイ!」麗奈もうゲンタシンを、軟膏ベラにつけて待っていた。

「後は、いつものように抗生剤、鎮痛剤、消炎剤、あと胃の薬」

「ちゃんと、服用するように!」


既に、帰ろうとしていた時思い出した様に、一言

「たまに、乳癌検診と子宮癌検診しておけ!」

 「はーい」

 「で、何処が良いですかタムラ先生!?」

「そうだな、XXX駅の近くのXX大学病院のタムラが良いだろう!」


「えっ、タムラ先生?」

「そうだ、タムラだ!」

 「タムラと言うと、タムラ先生の・・・?」

「俺の弟だ、その大学病院では、それなりに名が知られているそうだ!」

「乳癌が専門らしい!」

「下手をすると、タムラの名はそちらの方が有名らしい!」

 「へえ、先生に弟さんそれに婦人科の専門・・・すごい!」


「あっ、そのタムラ先生、良く医学雑誌で見たことが・・・」

「そうだったんですか、先生全然そんな事言わない・・・し」

と、今度は麗奈が話に首を挟んだ。

 「じゃー、私も検診に行こうかな?」

「行ったら!!」

タムラ先生今度は麗奈に突っかかる。



ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 のぞみ


タムラ先生夜間外来(総合) R1034


DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ