Rap1276-えっ、排卵日検査薬 どこで?どうして?ー1
Rap1276-タムラ先生夜間外来総合
Rap1276-えっ、排卵日検査薬 どこで?どうして?ー1
最近こんな話が・・・・・妊娠希望の女性の間で囁かれている。
どうして、買えないの? 何処で買えるの、排卵日検査薬!!
妊娠しやすい「排卵日」を予測する検査薬が買えない!
以前あそこの薬局で買えたのに・・・・
あそこの店の、あの棚においてあって、そっと買って来れたのに、どうして?
実は、昨年の改正薬事法が施行されて、今まであった医療用体外診断用医薬品、
「ドゥーテストLH」が、市販の薬品しか販売しない薬局(処方箋調剤が出来ない店)
の店頭から、その診断薬が消えた。
そっと、産婦人科に行かなくてもチェック出来て便利だったのに・・・・
酷いと、看護師の葵通勤中の電車内の女性、ファミレスなどで耳に入って来た。
“へぇ・・・そうなんだ!?”と聞き流していた!
それは、今の葵には縁の無い話だ。
そんな診断薬が、薬局の店頭で売られている事など全然知らなかった。
その様な相談や妊娠希望なら、産婦人科受診すれば済む事と・・・・
そうだと思う! 先ず第1に妊娠希望なら産婦人科・・・・・・
しかし、聞くつもりは無かったが、そんな医学的な話は嫌でも耳に入る!
店舗販売業(処方箋調剤していない店)は、2009年6月施行の、
改正薬事法において、一般用医薬品のみを販売可能で、
医療用医薬品の取扱いは認められなくなった様だ。
その、排卵日検査薬、実は子どもが欲しい女性の隠れた、
人気商品になっていた様だ。
結果として、メーカーに“どこで買えるの?”と問い合わせが殺到している様だ。
答えは・・・・・
薬剤師がいる調剤薬局で氏名や連絡先を記入すれば買えるという答えが・・・・
しかし、それではそっと、レジに持って行けない。
人気の秘密は・・・・“そっと買えるから!”だったのに・・・・
その様な利用者は、戸惑いが・・・・
そっと、そうコンドームの様な感じで・・・・
目的は逆・・・・・かも??
そうです、妊娠を希望しないカップルで、コンドームなどの避妊具を使用しないで、
夫婦生活を・・・・でしょう?
そんな方に・・・ここに連絡先が!
ロート製薬
ドゥーテストLH相談室
フリーダイヤル0120-610-219受付月~金曜(祝日を除く)9:00~18:00)
そして、その仕組みは?
排卵の直前になると、女性の尿中に増えるホルモンを検知し排卵日を予測する。
排卵日検査薬は、尿中のLH濃度の上昇をとらえる検査薬で、
LH濃度の上昇が始まってから36時間以内に排卵がおこると言う、
女性の身体の仕組みを利用して排卵日を予測する。
使用法は、プラスチック製の棒状の器具に尿をかけるか、コップに尿を採取して、
その中に器具を挿入して使用する手軽な方法で結果が分かるために、
基礎体温!(体温の変化で排卵の有無を予測)と併用して妊娠のタイミングを計る。
それで、妊娠の確率がぐんと上がる。
そんなカップルがかなり多い。
そして隠れたヒット商品になった。
あるメーカーによると、売り上げが年20%ずつ伸びたそうだ!
それが、何故今まで販売出来たのが、今度の法改正で厳密に!
早い話、この検査薬は、医師の指導の下で使う “医療用医薬品”で、
“処方せんなしで買える”その区分に属する。
そして、ドラッグストアに並ぶ多くの大衆薬と区別されたのだ!法改正で!
この区分の薬は以前は、厚生労働省が“薬剤師による対面販売”を、
するように指導していたが、実際問題として今まで薬剤師不在時の、
ドラッグストアで売っても厳しい指摘、指導がなかった。
その為に、店頭で客が手に取れる形で広く売られていた。
だが、昨年6月に施行された改正薬事法では、処方せんに基づき、
薬を調剤できる薬局の許可を受けていないドラッグストアでは、
大衆薬しか販売できないことを明示した!
これに伴い、排卵日検査薬も多くの店から閉め出されることになった。
記事抜粋!
今回の改正について厚労省は「医療用医薬品は副作用防止などの観点から、
薬剤師の説明が前提。
従来グレーゾーンだった薬の扱いを適正化した」と説明する。
だが「尿をかけて反応を調べるこの検査薬に副作用の恐れは考えにくい。
なぜ医療用医薬品にしておくのだろう」と医師の一人は首をかしげる。
実際、同じように棒状の器具に尿をかけて妊娠の有無を判定する「妊娠検査薬」の多くは、
20年近く前から大衆薬として認められ、ドラッグストアで買える。
ある女性は「私たちにプライバシーはないの」と憤り、
またある女性も「子どもを欲しい夫婦の気持ちをそぐ政策ですよね」と話す。
メーカー各社は自社製品が買える調剤薬局一覧をホームページに載せたり
「検査薬あります」とのポスターを薬局に張ったりしているが、
ロート製薬(大阪)の匿名電話相談には、法施行後5カ月で問い合わせが約千件に上り、
担当者の増員を迫られたほどだ。
さらに・・・・・・ちょっと!
排卵と妊娠
排卵は成熟した卵子が女性の卵巣から卵管へと送り出される現象。
1カ月に1回程度、月経が始まった日から約2週間後に起こることが多いとされるが、
個人差が大きい。
卵子が卵管の中で精子と出会って受精卵となり、子宮に着床すると妊娠が成立する。
ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 希
タムラ先生夜間外来総合 R1276
DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr