Rap1257-うそ、バスが暴走・・・!心臓発作?-2
Rap1257-タムラ先生夜間外来総合
Rap1257-うそ、バスが暴走・・・!心臓発作?-2
119番 救急患者の受け入れ確認が、
タムラ総合病院の救急外来にあった。
それはどうやら妊婦がひき逃げ、それも路線バスの、
そのバスに轢かれた、との事だ。
そして、何と妊婦は破水している可能性が・・・
との緊急を要する一報だ。
そこで、産婦人科医と未熟児を診れる、小児科医を同乗、
あのスーパーDrカーを出動の手筈をとっている最中だ。
そして、そう青年医師とは早田先生の事だ。
その早田先生が、携帯でタムラ先生に、先程の状況を説明し、
心肺停止状態の患者を、受け入れ了解を得ようとしていた。
話の内容からどうやらその患者と、妊婦の患者発生元は、
同一である事が判明した。
持ち論、心肺蘇生を行いながらの電話連絡である。
「私だ、タムラだ!」
「あっ、先生・・・早田です!」
「ただ今、心肺停止患者、現在蘇生処置中です!」
「そうか! 了解した!」
「で、搬送許可OKですね!」
「いや・・・ちょっと事情が・・・・」
「えっ、どんな・・・・・」
“君、そのまま続けて!”
“もう一度・・・・・・”
「おい・・・早田君・・・実は・・・」
「患者があと1名 いや・・2名いる!」
「それは・・・まぁそうだ! その車が妊婦を撥ねた!」
「えっ・・・そうって・・どう言う事ですか!?」
「われわれが、例のDrカーを出動させる!」
「あっ・・・あれですか!」
「そうだ、私と婦人科医それに小児科医も同乗して・・・だ!」
「えっ・・あれは・・・・不味くないですか・・・!!」
「そんな事言ってる場合か!」
「了解しました!」
そう、その車とはスーパーDrカーだ。
例の大臣襲撃時に、内閣官房特殊班からこの病院へ配備された、
特別な装備を持った、いわゆる移動オペルームであり、
ICUルームでもある。
以前にも説明したが、まあ・・・しいて言えば、
Drヘリの地上移動版いやそれ以上に凄い車だ。
その車は凄い、簡単な小手術はもちろん出来る。
アメリカ等のエアーホースワン、すなわち大統領専用飛行機に、
その様な設備があると・・・・・
それよりも凄いのが、今タムラ先生たちが同乗している車だ。
まさしく、スーパードクターカーだ。
政府の要人など、トップが銃弾を浴びても、その車で殆ど対応出来る。
もちろん防弾装置もついている。
科学テロにも対応可だ。
しかし、対応人数はせいぜい2名から3名だ。
正確な金額は想像でしかないが1億以上だろう・・
なおこの他に特殊車両として現在別な用途で災害時に特殊救急車として、
消防庁には別な場所に装備してあるが・・・・・
そう、この特殊救急車は、
救急車として患者搬送を行えるほか、
大規模災害及び多数傷病者発生時等の災害現場で、
ボディを左右に拡張することにより、フラットな床面が最大約40平方メートル
(最大ベット数8床)に広がり、救護所としての機能を有する。
そして、この特殊救急車は、特殊な災害や特別な傷病者が、
発生したときに活用するもので、感染症患者搬送用カプセル型ストレッチャー
(アイソレータ)が後部ドアから油圧式昇降装置を利用し積載できるほか、
感染防止対策として運転室と傷病者室の間を隔壁により完全分離している。
また、現場救護所としての運用を考慮し、作業照明灯(2基)や、
自動展開式のサイドウォーニング装置(張出式天幕)を装備し、
救急活動能力と機能性の向上を図っています。
最近の活躍としては、実際地下鉄サリン事件の時に出動している。
そして、スーパーDrカーは、現在タムラ総合病院の、
格納庫に設置してある。
その車で先程の医師たちに看護師、検査技師が同乗して総勢9名の
医療スタッフが現場に向かう。
まあ今の所、政府関係に必要の生じる案件も無さそうなので・・・・
それに、この様な状況下に対応してこそ国民の支持を得られる、
何てタムラタムラ先生が考えているのかは疑問だが・・・・・、
とにかく必要な時に緊急出動権はタムラ先生にもある。
一方早田先生と、看護師沢村清美は呼吸、心肺は再生は1度あったが、
やはり相当苦戦している。
また救出に向かったタムラ一行の医療スタッフは、
現在バスに轢かれた妊婦を収容中である。
収容を終え移動を開始した。
移動中に妊婦の診察を、恵子先生それに看護師2名があたり、
全身と言うか頭部、全体状況をタムラ先生が・・・・・
現状を把握中だ。
「これは・・・・」
「緊急帝王切開・・・!?」
「それは・・・患者の一般状態からして・・・・・」
「おい、採血急いで!」
「エコー!」
「デファンスが・・・・」
「可能か・・・・!」
「・・・・・・!!」
ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 希
タムラ先生夜間外来総合 R1257
DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr