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Rap1246-改めて花粉症にスポットを!-1

Rap1246-タムラ先生夜間外来総合


Rap1246-改めて花粉症にスポットを!-1 


 またやって来ました! 今年は事前にしっかり準備を!


花粉症の人の一番嫌な季節が・・・・!!


早い人は1月に入ったらもう、鼻水ダラダラ・・・・


眼がかゆくて・・・・・・擦り過ぎて、

結膜炎になる方がちらほら!



「タムラ先生!」

「今年も早めに対処したいので・・・・!」

「そうか、それは・・・・良い心がけだ!」

 「クラリチンレディタブ!」

「朝服用しても眠くなりませんでした!」


「そうなんだよな!」

「あれは・・・・私の経験では・・・・・」

「1500名以上に処方して眠気を感じた人、いなかったよ!」

 「本当ですか!」

「ああ、・・・・・そうさ!!」

「実はあの薬・・・・、皮膚科で多く処方するんで・・・ね!」

 「そうなんですよね!」

納得の葵ちゃん!


「後でも書くが、抗アレルギー剤で眠気の一番少ないのは間違いなく、

“クラリチンレディタブ!” だな!」

 「そうなんですか!?」

「それは、自身を持って言える!」

 「それに・・・飲み易いですよね!」


「そう、だね!」

「口に入れると直ぐに溶けてなくなる!」

 「そして、毎日服用が重要ですよね!」

「そう、第2世代の抗アレ剤は、血液中にずっと留まってないとな!」

 「だから毎日服用するのですね!」


「さすか、優秀な看護師 葵 ちゃんだね!」

 「嬉しい先生、その言葉!」

 「そうでした!」

「毎日服用して、4日位過ぎてから、とても良かったです!」

「そうなんだ! メカニズム的に、そう言う薬なんだよ!」

 「だから最初に先生、セレスタミンを酷い時に服用しろって!」


「そう、やはり酷い時は注射か、最強の内服薬を・・・な!」

 「はい、ですから、休みとか、寝る前とかに服用してました!」

「流石だね! 葵ちゃんは! それで、何錠服用したの?」

 「1錠です! そして、本当に酷い時は2錠服用しました!」

「そうか・・・・・で、眠気は!?」


 「はい、いつの間にか寝てしまいした!」

「当然、クラリチンも服用していたんだろう?」

 「はい! そしたら・・・・あれって?」

 「私が花粉症が、酷かったの、忘れて・・・・・・」

「でも、やはりマスクはしないとね!!」

 「そうですね! それに、顔、目を出来るだけ洗いました!」

「本当! それが大正解だよ!」

 

「先生、それじゃ・・・・処方して下さい!」

「了解!」

「あっ・・・・・クラリチン包装が変わったからね!」

 「えっ!」

「うん、もう少し小型化してね!」

 「わかりました!」


「それじゃあ・・・・・・」

 「あっ、先生!」

「何だね!」

 「あの内服で・・・・眼のかゆみも大丈夫でしょうか?」

「私は、服用を1週間きちんと行えばかゆみも、改善出来ると思いますよ!」

 「それじゃ・・・頑張って毎日服用します!」

「あ! そして、薬もらったらまず1錠服用して!」

 「・・・・・ん!」

「今、クラリチンの血中濃度をあげて、翌日朝からもう1錠服用すれば、

血中濃度が維持出来るだろ!?」

 「あっ・・・凄い、先生、納得です!」

 「先生、これで今年、花粉症は大丈夫ね!」


「そうだね! これできちんと出来れば、花粉症、克服だ!」

 「それでも酷い時は!?」

「それは・・・最終手段の注射、点滴が待っているよ!」

 「それが、本当に最終兵器ですね!」

「そうだ!」


葵の処方内容は以下に!


処方


1. パタノール点眼液   20ml(4本)  

1日4点眼 1回1滴

2. フルナーゼ点鼻液   (28噴霧) 2本

1日2回点鼻

3. クラリチンレディタブ10mg 30錠

 1日1回1錠 内服 基本 朝(眠気のある人は就寝前)

*多くの医者は就寝前に処方すると思われます!

  メーカーの指示はそうなっているので!!

4. セレスタミン10錠 頓服

 症状の酷い時に1回1~2錠 眠気に注意!


マスク越しに看護師の葵ちゃん、タムラ先生に感謝の言葉を後に

処方箋を持って、調剤薬局へ向かった。



「そうか・・・それは、良かった!」

 「昨年の春は、すっーごく大変でした!」

「それじゃ、点滴もしないで良いのか?」

 「はい、今年はきちんと抗アレ剤内服して、点眼、点鼻でばっちりです!」

「そうなんだよ、本当にね!」

「最近の抗アレルギー剤の内服薬・点眼薬それに点鼻薬」

「真面目に服用すればな!」

 「はい、本当に先生の話を聞いて処方してもらい、服用しました!」

「そうだろう、最近の新薬は眠気も比較的に軽く、効果も・・な!」

 「はい実は昨年まで、別の病院や街の処方箋無しで買える薬で・・・」

 「鼻水くしゃみ、それに体がだるくなって、仕事とか勉強出来ませんでした!」

「もっと早くに先生に相談すればよかった、です!」


では、少し花粉症のメカニズムを!


花粉症は人間のアレルギー反応の一つです

そして、そのしくみはその人の体を、健康を守り保つ免疫システムです。

まず、


1)花粉アレルゲンが、口・鼻・から入って来る。

すると、“花粉”という異物アレルゲンが侵入し、リンパ球が“花粉”

を侵入者(外敵)と判断します。

2)そこで、“花粉”に対抗するためにIgEと言う抗体が体内に作られる。

  その、侵入してきた異物アレルゲンを排除しようと、

リンパ球で抗体が作られます。

3)その後、再び花粉が侵入すると

  抗体が出来た後にその“花粉”が侵入すると、抗体が肥満細胞に付着します。

4)その“花粉”をできる限り排除しようとする

  その結果、肥満細胞からヒスタミンなどの炎症物質が分泌され、

アレルギー反応が起こります。

5)すると、鼻水・くしゃみ・目のかゆみが起こる。

  それを、自らの体が鼻水・涙・くしゃみで花粉を洗い流そうとしたり、

くしゃみで花粉を吹き飛ばそうとしたり血管を広げて、

花粉の侵入を防ごうとします。


それが、不快感なのです、

人間には・・・・(動物にもあります例えば犬、猫にも)


 で、花粉症って?


ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 のぞみ


タムラ総合病院 R1246


DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr


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