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Rap1241-ドクターヘリ、Drカーも到着・・!!-3

Rap1241-タムラ先生夜間外来総合


Rap1241-ドクターヘリ、Drカーも到着・・!!-3


「真紀!」

「女子中学生のバイタル!」

 「了解です!」

真紀はタムラ総合の、救急ヘリに呼ばれた優秀な看護師で、

ある大きな私立病院から麗奈が引き抜いたのだった。


 いい意味で葵ちゃんとライバル?と、

言っても葵が自前の看護師で、

実力的にはまだ真紀には遠く及ばないが、

タムラ総合病院では先輩だ。


「早田先生、この患者は熱傷二度の軽症です!」

「救急車で搬送します!」

「よし、任せた!」

 女子中学生が担架の上から叫ぶ!

「弟と妹・・・・・!」

「それに家族・・・・・助けて・・・・・」


 その問いに早田先生頷き力強く右手を上げて、

「わかった! 任せろ!」

 その勢いで民家に入ろうとすると、真紀と消防士が叫んだ!

「先生危ない!」

早田先生タムラ先生と比べるとまだ若い、

一瞬女子中学生の声に惑わされた。

「おっと・・・・・それにトラックの運転手が・・・・」


 気を取り直して早田先生くすぶりかけてやっと火の消えた、

トラックの運転席側に向かった。

 立ち込める黒鉛と、水蒸気消火用の泡の中レスキューが、

やっと運転席から引き出したところだ。


 トラック運転手は頭部に出血が・・・・・・

どうやら胸腹部も強打しているようだ。

 意識は朦朧としている。

落下で頭部を強く打っているようだ。


早田先生もう空いてる看護師がいないので自分で、

服を鋏で切り裂く。

鋏を取り出し、慎重に上着の作業着を切り裂く、

 「おうこれは・・・・」

どうやら、ショック状態でそれに出血も異常に流れ出ている。

マスクを患者者にかぶせ、バイタルを診る!

脈が触れない、叫ぶ早田先生!

「AED!」

そうか・・・誰も手が離せないのだ!


 気を取り直し、AEDを取りに行く!

すると、聞きなれたサイレンが止まる音がした!

 やった、と思った!


そう、スーパードクターカーが到着したのだ!

今までのマイナス思考がいっぺんに変わった。

 スーパードクターカーにはタムラ先生も同乗、

それに専門分野のDrも同乗しているはず。


 どうやら、早田先生のAEDの声が聞こえたようで、

タムラ先生、看護師麗奈も急いでやって来た。

 少し後からストレッチャーを押す看護師の姿、

路面が少しでこぼこして上手く進まない。


「心肺停止状態か・・・・」

タムラ先生、状況を見て呟いた。

 「はい、ドクターカーに収容しましょう!」

「よし、急いでくれ!」


 何とかスーパードクターカーにダンプの運転手を収容した

さあ、これから心肺停止状態の運転手の救急救命処置だ。

「どうだ、早田先生!?」

 「はい、今の所!」

「挿管急ごう!」

 

「気管挿管だ!」

 素早く、気管支鏡を手渡す看護師は麗奈。

看護師の麗奈、早田先生に・・・・、挿官器具を渡す!

キシロカインゼリーも上手く塗られている。


次に挿管チューブが手渡される。

早田先生なれた手つきでスムーズに一発で装着完了。

人口呼吸装置を装着準備する。

「酸素6Lにあげて!」

 「了解です!」


「心電図装着しました!」

ハートスコープもセットされた。

波形は見られず、フラットのまま!

1秒ほどモニターを見てタムラ先生、叫ぶ!


「心注!」

 「はい!」

「ボスミンです!」

 麗奈既にアンプルをカット、心注が出来る様な長めの針を、

ボスミンをシリンジに装着してある。

相変わらずの機敏な反応だ!


 ドクターカーの緊急オペルームで、

早田先生躊躇無くアルコールイソジン洗浄のあと、

一気に心臓めがけて刺す。

が、反応は出ない。


「AEDセットしろ!」

 「AED セット完了!」

「チャージ!」

 「チャージ完了!」

「離れて!」


さっとみんなが患者から手を離す!


ガクン、ガクン・・・バカン

患者が海老のように跳ね上がる!

 モニターは無情にもフラットのまま・・・・・・


「もう一度! 10あげて!」

 「了解です!」


ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 のぞみ


タムラ先生夜間外来(総合) R1241


DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr


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