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Rap1213-ストレス、不眠、生理不順 彼女が会いたい!-4

Rap1213-タムラ先生夜間外来総合


Rap1213-ストレス、不眠、生理不順 彼女が会いたい!-4


 「出なくていいの?」

「ああ・・・・」

シンゴ携帯のコール音、色で誰だかわかる。

40秒ほど放置する。

やがて留守電へと切り替わる。


理恵の目線が携帯とシンゴの間を2往復・・・・・ 

シンゴそのまま理恵を、より強く抱きしめる。

 大丈夫、心配するな・・・・

傍にいるからとばかりに・・・

 不安な表情は理恵の手にも・・・


 「私なら平気よ!」

「大丈夫だ! 仕事先だ!」

 「そう・・・・・・」

「心配するな!」

「今夜は・・・ずっと傍にいるから・・・」

 「今夜だけ?」


「いや・・・そう言う意味じゃないよ!」

 「いいの、無理しなくて・・・・」

「実はな・・・君をNYへ連れてこうと・・・・」

 「えっ・・・NYへ・・・私を・・?」

「そう・・・理恵は一人では無理だろう・・・」


「生きていくの・・・!!」

 「でも・・・仕事が・・・・」

「そんなの向こうで何とでもなるよ・・・」

「理恵なら・・・」

 「本当の話・・・・これ・・・・」


まるで信じられないと言った感じの理恵、

どうしてこうなるの・・・

シンゴは私の事こんなに心配してくれて・・・・

まるで予想もしなかった出来事に、

戸惑いを見せる理恵・・・

 

今までの私は本当に・・・・バカ・・

利己主義、自分の事ばかり

 シンゴは本当に良い人、心も身も・・・

では、シンゴNYで彼女を作らなかったと言う事か・・・

 それに引き換え私の浅ましい位のエゴ・・・

恥ずかしい・・・・自分が・・・


理恵は今心の底から愛されてると・・・・

シンゴに・・・想う

もうせめてシンゴの子供を生み、

一人密かに育てて行こうなんて・・・

 何とみじめったらしい自分の考え・・・


もう今夜は心の底から愛されて、

愛したいシンゴを・・・・

そう思うと理恵は積極的にシンゴに絡みつく、

嬉しさを態度で示そう。


 シンゴの浴衣を自ら覇だけ、

シンゴの性感帯である右乳首を理恵は吸った。

その1つの行動で、冷静なシンゴはあの時の理恵を、

貪った記憶が蘇った。


「おい・・・・そこは・・・」

 「今夜は貴方をいじめるくらい愛したいの・・・・」

「どう言う事だ・・・・」

 「だから・・・凄く愛したいの!!」

「それじゃあ・・・俺も・・・昔みたいに・・・」

 「そう・・そうして・・・・」


二人の愛の語らいは朝方まで続いた。

お互い殆ど寝ていないだろう・・・・

 

「シンゴ・・・・・本当に良いの?」

「勿論だ!」

 「今までの私・・・悩んでいた自分が・・・」

「バカみたい・・・!!」

「どうも・・・その様だな!」

 「そうでした・・・・」

「理恵は何でも直ぐに突っ走る・・・」

「勝手に・・・・」

 

「だって・・・直ぐに不安に・・・」

「連絡が取れないと・・・」

「そうだな・・・理恵は・・・・」

 「でも・・・嬉しい・・・凄く!」

「タイミングも・・良かった・・・な!」


 「そうね!」

「あのメール少しでも早かったり・・・遅かったら」

「逢えなかった・・・な・・・多分!」

 「でも、本当に嬉しいの、年末のあんな日に・・・」

「来てなんて!」

「そうだな・・・それに新幹線のトラブルも・・・」

 

「そう・・・あの時新幹線が動かないと言われた時・・・」

 「もう・・・無理かと・・・」

「そうだな・・・でも、理恵のために絶対に来ると、決めてたよ!」

 

「それは・・・空とか・・・?」

「そう、空路を真剣に考えた・・・」

「秋田空港、花巻盛岡空港の時刻表!」

 「そこまで・・・・・」

「ああ・・・・」


 「嬉しい・・・・本当に・・・」

「本当なのね!」

「俺は・・・そう簡単に諦めないよ・・・」

「全てに対して・・・」

 「そうね・・・シンゴ昔から・・・」

「ああ・・・、それで・・・失敗もあるが・・・!」

 

もしかすると・・・・理恵子宮に受け止めたかも・・・

しっかりと・・・・二人の愛の証を・・・


 そんな感じ・・・オンナは直感的に感じるものらしい・・・


特に愛しているオトコから・・・アツイものを受け止めると・・・


これで、理恵の不安は消えるのだろう・・・


愛する人に・・・・愛されて・・・・


ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 のぞみ


タムラ先生 総合病院 R1213


DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr


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