Rap1169-西川麗奈の秘密・・・!-1
Rap1169-タムラ先生夜間外来総合
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西川麗奈、ミス日本準優勝!
実は麗奈 医者を目指しきちんと医学部に在籍していた。
だが、ある人に強烈に押されて・・・・、
と言うより、勝手に応募されてしまった。
しょうがなく、出る羽目に、
どうせ直ぐに落とされて・・・・
まあ義理を立てて、予選に出た。
が、しかし落ちないどんどん上位に残った。
控えめで、育ちが良く上品さが審査員に受けた。
やはり、そんな人は目立つ。
とにかく受かりたい人ばかり・・・
しかし、負ける事が嫌いでついその時になると、
本気(真剣に対応する!)だから、落ちない。
何度か辞退を申し出るも、審査員が納得しない。
そして、彼女が某国立、有名な医学部であることも伏せていた。
だがそこは、マスコミが黙っていなかった。
それこそスクープみたいな格好で、
一部の新聞雑誌に載ってしまった。
それからはもう後戻り出来ない状況に・・・・
とにかく顔は勿論、スタイル、教養、語学力、
どれをとっても申し分ない。
本当に、天はニブツを与えてしまった。
西川麗奈に・・・・
「もう、本当に・・・困ります!」
「まあ・・・これも人生の一瞬だから・・・ね!」
「明日、解剖の試験です! 本当に困る・・困ります!」
「そう・・・でもこの状況で・・・貴方がいないと・・・」
「うちも本当に困ります! 本当に!」
「ああ・・何とか・・辞退できませんか?」
「うむ・・・・」
「来ませんから・・・!」
「明日!」
「えっ・・・!!」
そう言って・・・・・、
家に帰って麗奈、自責の念に駈られる!
「麗奈、どうした?」
父親が麗奈の部屋に入り一言出た言葉だ。
「あっ、お父様・・・私・・・」
「どうして、始めから・・・断る事をしなかった!」
「はい、それは・・・自分が少し浮かれて・・・」
「麗奈、君はそんなに軽々しく、自分の事を・・・」
「すいません、甘く見てました!」
「麗奈、そんな考えで・・・医者・・・やる積もりか!」
「そんな考えで・・・人の命・・・扱う気か?」
「すいません、お父様!」
「もう一度、自分の行動・・・見つめ直しなさい!」
そう言って、麗奈の父は出て行ってしまった。
麗奈の部屋を・・・
麗奈の父親はやはり某国立大学の副学長の職に今ある。
普通なら、早く医学の道に戻れと、一括する。
が、事の次第を母親から聞いており、
悩む麗奈に親と言うより、
一人の医者になる!
その人間に苦言を呈した形だ。
本心は、本当に医学だけで、
将来は自分の後をと考えていただろう。
そんな人格者で、医者としても優れた人の娘だ、
結局会場に向かった。
ミスユニバースの・・・・
そう・・・・、1年だけ留年しようもし優勝したら・・・
しかし、彼女の人間性、気品、優雅さは他を圧倒した。
とにかく、今までの募集者たちとはまるで違う人種だ。
そう、優勝なんて望んでいない。義理、責任感だけで出場した。
それが、審査員に新鮮さでうけた。
始めの審査員とはだいぶ違った審査員が・・・・、
そう、今注目されている。
そして、有望株を真剣に探しに来ている、
人たちの集まりだ。
ならば、目の肥えた審査員は余計に麗奈の存在を見抜く、
将来性、スター性を・・・・
本当は、優勝だったのだが、そこだけはどうしても譲れないと、
準優勝にしてもらった。
ミスユニバース優勝だと、イギリスの本大会に、
出場しなければならない。
それは、絶対に出来ない。
医学の道が遠のく、完全に・・・・
その事だけは、本当に、トップ、
主催者に納得させた。
そして、暫く二足のわらじを履く羽目になる。
その時も麗奈が考えるほど世間は甘くなかった。
あらゆる方面から勧誘の手が・・・・
さすがに苦しくなり、カナダに逃げた。
留学と言う手段で・・・
ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 希
タムラ先生夜間外来(総合) R1169
DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr