表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/288

Rap1016-んっ・・・骨折 ? 麗奈暴行?

Rap1016-タムラ先生夜間外来総合 


Rap1016-んっ・・・骨折 ? 麗奈暴行?


「ねえ、いいだろう?」

 「いやよ!」

「ほら、あの45階の・・・」

 「いやだって! しつこいわよ!」

「おごるから、さぁ!」

 「本当にしつこわねぇ!」


右腕を掴みに来た手を、さっと押しのけるように払うと、

その若い男よろけて倒れる。

「うっ・・・」

「痛えぇー!」

「痛いよー」


少しは予想していたが、予想以上にだらしない声、

その声に振り返る女性!

 「大袈裟ねー・・・!」

そう言いながら・・・・、

倒れた若い男の右肘の少し下の所が、

異常に変形しているのを、目ざとく見つけてしまった。


「あら・・・? まぁー・・!?」

「華奢な・・・・・」

 「・・・・・・・うっ!」

「ん、・・・・・折れちゃったかな?」

少し心配顔の麗奈、


何と看護師の西川麗奈、夜勤に合わせて出勤途中のところ、

水商売の軽い女かコールガールと勘違いか・・・

あまりにも、しつこい男を軽くいなした感じだったが・・・

ちょいとかわしただけだが・・・・、麗奈柔術の心得がある。


 倒れたまま、右腕を左腕で庇うようにする軟弱な軽い男を見下ろし、

「情けないわねぇ・・・・全く!」

「先ほどまでの元気はどうしたの!?」

情けない顔、と言うか半泣きの青年(功)は

「痛い、・・・・痛いぃ」


もう完全に半泣きと甘え、そしてもう既に麗奈に甘え、

そう・・・・目が訴えている。

麗奈の雰囲気が、もう看護の体制になっているのだろう、

それを、すかさず感じ取ってしまう、功の天性の感受性!

 もしかするとホスト・・・


麗奈、すらりと伸びた脚を折り曲げ、彼(功)の患部を触る。

「やっぱ、折れてる!」

「もう、腫れて、熱くなっている!」

 

その患部に触れた瞬間!

「痛いよう!」と、功

「うるさいわね?」

「ついて来なさい、な!」

少しきつめの声で!


怯える功、この後どうなる・・・・・!?

が、素直に何故かついて来る。

「今時の男、こんなだから・・・・・・」

もう少し何か言いたそう、がそこでやめる。

麗奈、ノアールカラーのロンシャンのホーボーバッグから、

携帯を取り出し短縮1をプッシュ。


「はい、**病院です。」

「**看護師の西川です、第二外来お願いします!」

「はい、少しお待ちください!」

「あっ、西川です、事情があって少し遅れてしまうの!」

「ごめんなさい! あ、それと患者を一人連れて行きます!」


 「え、患者って・・・・・?」

「麗奈先輩、葵です!」

「葵さん、ご苦労様!」

「トウコツ骨折よ!」

 「トウコツ?」


「そう、橈骨」

「今時の若い人たち骨が弱いのねぇ・・?」

「とにかく、先生に一人患者連れて行きますと伝えて!」

「あ、それとギプスの用意もね!」


 「はい、わかりました、麗奈先輩!」

 「先輩・・・・・、またやっちゃったんですか?」

「どう言う意味よ!」

 「あっ、ごめんなさい!」


 実は麗奈以前も護身の柔術が過ぎて、

やはりナンパしてきた男をキック一発、

辛うじて過剰防衛になる所だった。

その男の肋骨2本、折ってしまったいきさつがある。


病院でも有名な話、あのミス日本、

見かけで判断するととんでもない事に・・・


電話の話を聞いて、内容が少し理解できた様子の功、

心の中で“しまった”と叫び、

「あんた、看護師さんなんだ。」

「それに、強い!」

「何言ってるの!」

「あなたが、ヘナチョコ、なだけよ!」

 「・・・・・そう・・・でも・・・」

「いいから、早く・・・ついて来なさい!」


それから15分後、第二外来の診察室

「先生、どうも橈骨骨折のようです!」

「その様だな!」

「右手関節XP2方向!」


「葵チャン、患者さんレントゲン室に連れて行って!」

「はい!」

 半笑いで看護師の葵・・・・麗奈を見つめる。 

「・・・何・・・・しょうがないでしょ!」

「そうですよね!」

「私・・・・、着替えてきます!」

そう言って、麗奈診察室を出る。


その会話のやり取りを、可笑しげに見ているタムラ先生、

その目線は、麗奈の私服に見惚れる。

「先生、何見惚れて見ているの!」

「ん・・・・・・」

「麗奈先輩・・・・いつも、かっこいいわ!」

「そして、センスも・・・最高!!」

「先生! たまに見る麗奈先輩の私服、ステキでしょう?」

「それは、そうだろ! 何せ、昔ミス・・・」


 「先生、知っているの、さすがー!」

「あのー、痛いんですがー」

功 弱々しく、右手を押さえて・・・

「そうだった! うん、そう、早く連れて行きなさい!」

素を見られて、少しうろたえるタムラ先生、

患者をレントゲン室に連れて行くように促す。


「橈骨骨折だ!」

「見事に折れてるな!」

 「えっ、折れてる!? 本当に!」

「ほら、見てごらん?」

そう言って、モニターに映る画像の白い部分、段差の所を指す。

 「あ、本当!」

「痛い!」

画像の説明、その画像を見て余計に傷みが増した様子!

「はい、ギプス固定!」

「4週間そのまま!」


タムラ先生、功の前腕から手関節までを、素早くギプスを巻いていく。

と言うか、始め巻いていたが途中で交代、麗奈と・・・・、

タムラ先生ギプス、自分であまり巻かないので下手、

その事良く知る麗奈!


さりげなく、タムラ先生から奪い取るように、

水に濡れたギプスを・・・・・・

そして、何も無かったように巻き終える。


「はい、後はよろしく!」

「先生、痛み止め!」

「なに、痛み止め、そんなの要らねえ ヨ!!」

 「えっ、痛いよ!」

功 訴える。


しかし、固定されたお陰で傷みかなり弱まっている。

それより何より・・・・甘えが入っている!


 エレベーターに向かいかけた時、タムラ先生は麗奈に声をかけた。

カルテを持って麗奈、タムラ先生のところへ


タムラ先生カルテに何か書き込み、麗奈の耳元で

「そろそろ、飯でも・・・?」

 「先生も、右腕、骨折する?」

「えっ、あの彼の骨折・・・、君が・・・・!」

「いえ、いえ・・・彼が勝手に転んだんです!」


「ほんとうに・・・!?」

「じゃー、さっきの話取り消し!」

 「先生、わたし・・・・・」

「“六本木の**京懐石”食べたくなったんですけど?」


「えっ、うそ!」

 「本当に・・・、そのうち連れて行って下さい!?」

「ねぇ、タムラ先生!」

「葵チャンと一緒に!」

「あー、そうだな!?」

少し複雑なタムラ先生、エレベーターに乗り込む。


 「ねえ、麗奈先輩?」

「うん・・!」

「何!」


しばらく、麗奈 心の中の本心、少し歪みが発生


「麗奈先輩・・・・、お誘い!?」

「何・・・・言ってるの!」

「あの患者の処方よ!」

 「あ、本当だ!」

カルテに、記載が!

処方 ボルタレンSR 1Cp 3回分 頓


葵、少し納得、でもそれにしては、長いと・・・

「麗奈先輩、それだけ・・・?」

「そうよ、それだけよ!」


「あ、葵ちゃん、今度先生 京懐石 ご馳走してくれるって!」

 「本当ですか?」

「本当よ、3人でね!!」

 「・・・3人・・・で!」


何となく、ぼやかされたと言うか、

煙に巻かれた葵、麗奈の後姿を見つめ

「麗奈先輩、かっこいい!」

「麗奈先輩と、タムラ先生、お似合いかな!」


呟く葵!


DrDr---- -Fin-------DrDr


ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 のぞみ


タムラ先生夜間外来(総合) R1016


DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ