Rap1159-トイレで産み落とした・・・?-1
Rap1159-タムラ先生夜間外来総合
Rap1159-トイレで産み落とした・・・?-1
「うん・うううん・・・・!!!」
「・・・・!!・・・!!」
「ううん・・・!!」
「うぅ・・ん・・ん!」
「う・・ぅ・・うっん!!」
・・・・!!・・・!!・・・!!
「やっぱ・・・・ダメか! 今日も!」
高橋沙耶香、ある時から・・・決めて・・心に強く・・・・、
自分で出産しようと・・・・・硬く決心した。
決して、好きでそんな事決心した訳ではない。
それには様々な人間関係で、そうせざるをえなかった。
それからの沙耶香、鬼に・・・心を・・刻む、
必ず・・・そうすると・・・
まさしく、相沢仁美
(前出、RAP1140-何だって、臨月の妊婦を受け入れた?)
とは・・・・、まるで・・・、
運命的に対照的な宿命を負った。
そして・・・・送った。
刻んでしまった。
心に・・! 体に!!
沙耶香、生むならこの場所と決めて、既に4度目。
目から涙が・・・・・どうして私こんな事に・・・
ある情報から、こうすれば流れる。
こうすれば何とかなる、そんな負の思考回路のみが、
沙耶香、毎日の生活のテーマだ。
そんな惨い・・・事!!
「あんた、最近肥った?」
バイトの先輩が優越感を持って、
沙耶香の制服姿を見つめて、
マジっぽくからかうように・・言う。
「はい・・!? 少し・・・!」
“ふん・・・! あいつ、知ってて、そう言っている。”
今まで沙耶香の方に人気が集中していたが、
体形から、最近人気が先輩に移った。
「まるで・・・・出来たみたい!」
「いいえ、まさか・・・そんな事無いですよ!」
“嫌味な奴、死ね! 馬鹿! こんなに苦しんでるのに!”
“お前だって、堕胎したくせに!!”
「そうよね・・・・!」
「あんた、しっかりしているもんね!!」
“あの子、どうするつもり?”
“おそらくもう6ヶ月過ぎたんじゃ?”
「先輩、マズッタ事・・なんて・・」
「ないですよね!?
「あるわけ無いでしょ!」
“あの言い方・・・もしかして・・・”
「そうですよねー・・・勿論!」
ああ全く、私の運命最悪! 死にたいわ!
あの時ちゃんと、避妊してればこんな事に・・・
あいつめ・・・言ったのに・・・・、
私が無理にでもコンドーム付ければ良かった。
ああ、もう悔やんでも遅い。
お金もない・・・、
真剣に相談出来る人もいない。
もういや・・・・、こんな生活。
でも・・・本当に自分で処理できるかしら・・・・?
人気の無い比較的誰も来ない、
綺麗なトイレを見つけ、堕胎す・・・・
事に何度も挑戦している。
その時に、はさみと絹糸を持って,
それに大人用の紙おむつも。
他にも・・・
沙耶香・・・、家は普通だった。
親とのいさかいも小6までは無かった。
中学になり、友達に誘われて、
渋谷、原宿、新宿等で遊びに・・・・、
と、言うか学校や、両親とのトラブルが続き・・・、
主に、渋谷でたむろする。
そこで、売りでお金を稼ぐ。
相沢仁美と・・・・同じような境遇でもあった。
しかし、彼女には運が無かった。
やる事やる事全て裏目に、そして今妊娠8ヶ月だ。
相沢仁美とはもう殆ど喋る事も無くなった。
まるでプラスとマイナスの世界がそこにあった。
相沢は生む事に(育てる)・・・・・その運命に・・・
そして、高橋は産み落とす事を(生み捨て)、
考えるようになった。
だからと言って、相沢みたいにあの様に、
上手く行く事は稀なのかもしれない。
知れずして、のたれ死んで・・・、
世の中から消えて行く娘も数多い。
自然死の中に、単純に処理される。
自然死として・・・・、
単純な司法解剖の後、
身元引受人が出て来なければ・・・・・・、
数日後には火葬され・・・、
無縁仏となる。
そんな事例は、特別な事が無ければ、
新聞沙汰にもならずに、消える。
東京都内だけでも、
“その他の自然死”として処理される人数は、
年間2300以上、その中に少なくとも妊娠して・・・
若い女性の死亡の数、果たして・・・
当然自殺者の中にも・・・・
オット・・・、この資料の話はもう終わり!!
高橋沙耶香の運命は悲しかった。
ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 希
タムラ先生夜間外来(総合) 1159
DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr