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Rap1155-えっ、飛び降りで、今の意識レベルは?!-5

Rap1155-タムラ先生夜間外来総合


Rap1155-えっ、飛び降りで、今の意識レベルは?!-5


「ねえ・・モニターおかしくない?」

じっと見つめる麗奈・・・

 「えっ・・・・・!?」

少し麗奈より先輩だが、信望や信頼感がイマイチの武藤秀美看護師、

何がおかしいの・・・・?


ちゃんと全ての計器が動いて・・・、音もちゃんと・・・

「パターンが!」

麗奈にも確証が・・・だが計器の音が・・・リズムが・・同じ周期

 「何処も変な所ないでしょ、脈も波形も呼吸数も・・・・」

「40秒、50秒・・・120秒・・・ほら・・・!」


麗奈もうその後は、ナースセンターを後に特別室の階に・・・・

エレベーターがタイミング悪く・・来ない。

素早く計算・・・自分の脚力と、エレベーターが到着するタイムラグ

うん自分が走った方が3秒早い。


そう瞬時に頭脳回路が判断、右足が既に160センチメートル

左足が170センチメートル飛び出していた。

 しなやかな走り、ステップ・・・細いが、

必要な部位にはしっかりと筋肉がついた、

麗奈の脚相当鍛えられている脚、

それが今跳ねる・・・


無駄の無い動きで・・・

普段は走る事を他の看護師たちに言う麗奈、

今は非常事態、そんな事は言っていられない。


最上階の1つ下の階に到着、目的の部屋に向かう。

警備の人間がいない・・・・違う・・・・倒れている。


倒れた警備の人間をドアを開けながら見る。

動かない・・・でもまず部屋の患者だ。


そこには、計器類に別な小型のアダプターでダミーの情報を送る。

誤情報を送るシステムが・・・、

その場で少し前の計器からの情報を、

繰り返し送るシステムだろう・・・

 

何と、その計器の主電源のスイッチは、全て切られていた。


「先生・・! 至急 来てください!」

「ウム・・・直ぐ行く!」


麗奈の声とその様子から、何もそれ以上は聞かずに判断して、

現場に向かう。

まるでそんな言葉等も必要はないのだろう、二人の間には・・・


「武藤さん、AED!」

「緊急カート急いで持って来てください。」

麗奈、傍のナースコールを押して・!

 「どうしたの?・・・一体・・・」


「いいから・・・急いで!」

「とにかく!!」

 「はい・・?」

武藤は何が起きたのかまるで・・・・・

だって計器は・・・


まあ普通の看護師なら気づかないかも・・・

いくら安定して来ていても生身の患者だ。

そんな事は・・・・・まず無い。


120秒間隔で同じデーターが流れる、

それもモニターはキチンと全てのデーターが流れているのだ!


「やはり、嫌な予感が!」

そう呟き、せっかく安定していた所を・・・

一体犯人は・・・

「くそ-・・・!!」

悔しさと怒りを・・・蘇生に向けて、心臓マッサージ、

リズミカルに押す手にじわりと血が滲む。


閉じかけた皮膚が悲鳴を上げる。

無常にもモニターはフラットのままだ!

30秒、50秒 120秒

 「先生!?」

麗奈の声にも願いの・・・・・・・

それとも一つの指示を仰ぐ言葉だ。


タムラ先生、頭を縦に振りGoサインだ。 

そう・・・その場で開腹だ!

「葵さん! 緊急オペ用の器具・・急いで!!」

 「はい、大至急行きます!」

さすがに葵ちゃん反応が早い、武藤看護師とは違う!


その武藤看護師、タムラ先生と看護師麗奈の俊敏な動作に圧倒され、

そばで麗奈の動作や身振りで、必要な薬品を救急カートから、

シリンジ(注射器)の袋を破り、アンプルから薬液を吸いあげる。

 それを渡すのが・・・精一杯


そこへ、普段は持ち出さないオペ室から開腹に必要な器具を持ち込み、

ドアをずらし中に入れる。

 そこへ警部青い顔で

「どうした・・んです!!」

それで言葉を止めた、見れば分かる。

緊急事態だ!!!


そして足元には警部の部下が、

別の看護師と医師に何やら処置を施されている。

その部下の首筋には何やら針が・・・

麻酔銃から発射されたらしき針が・・・


 

ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 のぞみ


タムラ先生夜間外来(総合) R1155


DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr


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