Rap1137-ん・!来ない・・どうなる?-18
Rap1137-タムラ先生夜間外来総合
Rap1137-ん・!来ない・・どうなる?-18
「実は折り入って話が・・・」
いきなりの彼からの携帯だ。
一体何が・・・・奥さんにバレタ・・?
誰かに・・・!
「はい、それって・・・」
「勿論電話では・・・?」
「ああ、会ってきちんと話したい!」
わぁ・・・本当に・・・・もう
・・・終わり・・・彼と・・・
私もう・・・生きていけない!
「どうしたの、冴子さえない顔して!」
「・・・と言うよりもう泣いてるジャン!」
「もう・・・駄目・・・!」
「ダメになっちゃうの・・・彼と・・・!」
「えっ・・・ウソでしょ!」
「本当よ・・・今彼から電話が・・・!?」
もう顔がぐちゃぐちゃ、
とても患者の前になど出れる状況ではない。
心音、師長に冴子の体調不良を伝え、
少し休憩を依頼した。
「彼・・・何だって?」
「うん、重要な話があるって・・・」
「分かれるって?」
「いいえ・・・そうは言ってないわ!」
「では・・・何て・・・!?」
「電話じゃ言えないから!」
「・・会って話したい事が・・・って!」
「そう・・・それじゃ・・・!」
「いよいよ・・かな?」
「もう・・・心音それ以上言わないでよ!」
「まるで、私の心臓にメスで突き刺すような事!」
「ごめん・・・・でも・・・」
「まだ・・今の話・・・?」
「別れるって・・・言ってないような・・・」
「そんな事ない・・・奥さんにバレたんだわ!」
「きっと・・・!」
「ああ・・・私もうだもダメ」
「・・・死にたいよう!」
「・・ねえ心音 何か簡単に死ねる方法・・・」
「教えてよ・・・」
「あんたねぇ!」
「・・・そんな事で一々死んでたら・・・」
「命いくつあっても足りないよ!」
「良いの、私の命は1つ・・・」
「彼のための・・・なの!」
もうどうしようもない冴子、あきれて心音、
休憩室を出て行った。
少し頭を冷やしたほうが・・・いいのだ。
「看護師長さんすいませんでした。」
「どうしたの、冴子さん?」
「はい、ちょっと・・・・!」
「恋の悩み?」
「ええ・・・まあ・・!」
「それにしても、確かに今の彼女・・・・」
「患者さんに見せられる顔ではなかったわね!」
「はい・・そう思いまして・・・」
「しょうがないわね・・・!」
「うちのスタッフそんなに困ってないし・・・」
「はい、それに、重要な患者さん達なので・・・」
「不愉快な雰囲気は・・・ですよね!」
しかし、冴子事を重大に考え過ぎて、
いつの間にか私服に着替えて、
置手紙を残し、職場から姿を消した。
置手紙には「暫く休ませて頂きます!冴子!」
あまりに、戻りが遅いので気になり、
心音休憩室に戻ってみた。
そして、あの置手紙を見つけた。
そして白衣も脱ぎ捨てたままで・・・
どうやら、彼に会いに出かけたのだろうか・・・・・、
部屋で待つことも出来ずに
あの時の彼の反応が非常に気になっていたのは確かで、
嫌な予感がしていた。
そこへ・・電話が・・・
彼女にとって一大事なのだろう、
一生に一度の・・・・・・
もう止まらない、彼への熱い想いが・・・・
心音は別な事を心配していた。
そこへ今度は心音にある人物から、
携帯に電話の着信が・・・・
しかし、心音携帯を休憩室のバッグの中で、
バイブが震えるだけだった。
一体この事態に何が・・・
ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 希
タムラ先生夜間外来(総合) R1137
DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr