Rap1133-ん・!来ない・・どうなる?-14
Rap1133-タムラ先生夜間外来総合
Rap1133-ん・!来ない・・どうなる?-14
ビールとワインをかなり二人とも飲んだ。
とは言っても進め上手な冴子、お酌が美味く自分はおそらく亮輔の、
3割程度だろう。
亮輔の口数が増え、饒舌になり始め、そして酔いが回り始めた頃、
初めに仕掛けたのは冴子だった。
「ネエ・・・亮輔君・・・・今まで女性経験は?」
「えっ、・・・女性経験ですか?」
「そう・・・! 貴方もてたでしょう?」
「それが・・・・・!」
かなり躊躇している。
こんなにアルコールが入り会社の事や、
自分の生い立ちなどは話すが、
いざ女性の事となると、言葉が詰まる。
何かよほど大きな原因があるのか・・・
そこは、S気要素が自分にある事を、自覚し出した冴子、
自分の酔いも手伝いかなりきつく攻める。
冴子の心に魔性の性が今ここに・・・
「ネエ・・・教えてよ?」
「!!!・・・!!!」
どうやら、相当なコンプレックスなのか、
それとも別な何かが・・
「初めての女性は?」
「えっ・・・・!」
「無いです!」
「嘘でしょ・・・・その年になるまで・・・・」
「好きな人はいました・・・・・でも・・・」
「でも・・・何よ?」
冴子鋭く突っ込む。
「好きな人は別の人が好きになったようです・・・」
「それで・・・あきらめた?」
「はい!」
「どうして?」
「その人は僕の兄でした。」
「そして彼女が遊びに来て・・・」
「いつの間にか・・兄と・・・」
「そう・・・それは相当ショックね!?」
「はい、それ以来・・僕女性不振に・・・」
「その彼女とは・・・・どの程度・・・」
「と言うか男女の関係は・・・」
「そんなの全然ありません。」
「自分が高校1年の時でしたから・・・」
「そう・・・・そんな事があったの!」
「でその彼女は・・・・」
「兄と結婚しています。」
「そう・・・・それは良かったんじゃない?」
「はい・・まあ・・・」
「何かありそうね・・・今の言い方・・・?」
「実は兄夫婦と父そして僕・・・」
「同居しているんです!」
「えっ・・・兄夫婦たちと同居?」
「はい・・・それで・・・・兄が出張が多いので!」
「そして父も定年で新しい仕事で、夜勤が多いので・・・・」
「それじゃー・・・兄の奥さんと・・・」
「二人の時間が多くて・・」
「はい!」
「もしかして・・その兄の奥さんと・・・」
「変な関係に・・・・?」
「いいえ・・・僕はそんな事はしませんよ・・・」
「決して・・・」
「それじゃー・・・奥さんと言うか前の貴方の彼女が・・・」
「迫ってくるの?」
「いや・・・そこまでは・・・」
「でも私の前で平気で下着になったり・・・」
「バスタオルのままとか・・・」
「貴方としては変な気分よね!」
「それに貴方一途なんだ・・・」
「はい、浮気とか、人の奥さんとか・・・」
「そんなの駄目です!」
「そうそんな過去と、今の切ない若い男の悩みね?」
暫し、神妙になる冴子。
この子意外と若いときに大きな心の傷、
そして今も無関心な兄夫婦の態度、
そして母親の愛情は薄い。
冴子の心に何かぐっと来るものが・・・
貴方、そんな環境なの、少し同情しちゃうわ。
そう言って冴子は、亮輔の隣に行き、
優しく母のような気持ちで抱いてあげた。
まるで、母親がわが子を抱くように・・・・
そんな優しい冴子の抱擁に、
亮輔は心の中でこの人と一緒にいたいと・・・・
そして、この場面確か・・・・
心音にビデオ録画されている事を、
完全に忘れてしまっていたのだった。
果たして、この二人の関係と、冴子の彼との間の関係は・・・・
ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 希
タムラ先生夜間外来(総合) R1133
DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr




