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Rap1132-ん・!来ない・・どうなる?-13

Rap1132-タムラ先生夜間外来総合


Rap1132-ん・!来ない・・どうなる?-13


「ヤッパリ、冴子さんの作るもの全て美味しいです!」

「最高です!」


いっぱいの汗が引いたと思ったら今度は、眼に涙が・・・

この子本当に・・・・?

 そうなの・・・だとしたら・・・相当初心うぶで、純情・・?

「でも、秋刀魚焼いたのと・・・・・、」

「秋刀魚の煮魚 それに味噌汁、ご飯」

「あと・・・おしんこ・・・だけよ?」


 「はい、それが良いのです!」

「この味噌汁・・・最高です!」

「そう、それは有難う!」

どうやら・・・愛情に飢えているのかしら・・・

心音、この子の良さきっとわかっていたのだろうが?

 彼女的には・・・扱いが・・・面倒、

と言うか求めるものが違ったのか・・・


「ねえ・・・冴子さん・・・!」

「何故結婚しないのですか?」

おっと、いきなりストレートな質問・・・・

こんな所・・・まだ子供で、駆け引きとか、

喋る言葉がどんな結果を招くとか・・・

わかっているのかしら・・・

 それが・・彼の純な所か・・・・

この子真面目過ぎて下手な対応すると、ヤバイ


でも、真剣に付き合うとしたら・・・いいかも?

 「そんな質問、年頃の女性にしない方が良いと思う・・・・わ!」

  「えっ・・・どうして?」

「貴方、良い人なのか、意地悪なのか、本当に気づいていないのか・・・」

「普通、そんな事いきなり言った場合、怒って・・それで終わりよ!」

 「あっ・・・そうなんですか?」

「すいません、本当に気づかなかったので・・・」

本当に、この子・・・・女の人と付き合った事、あるのかしら?

マジで知らないみたい・・・

女性の扱い・・それと女性


そこで、冴子少しかまってみたい気分も、Sな気分も・・・・

お酒勧めてみようかしら・・・

そうしたら・・本性が・・・・よし・・


冴子、お楽しみ気分に・・・・

どうせ彼は週に1回ぐらいしかこないし・・・

私の女の体も・・・空いているし・・・それに・・・・

彼とは結婚は望まないと決めたのだし、

当然する気もない。


 いずれ別れが・・・来るだろう・・・彼とは!

そんな事を余裕の気持ちで考えると、

冴子益々Sの気持ちが・・・・・

それに、もしも彼とそうなっても、

別に誰にも迷惑掛かる事無いだろう・・・それなら・・


「亮輔くん! お酒少し飲む?」

「ビールか何か?」

 「えっ・・・お酒ですか?」

 「そんな・・・図々しくないですか?」

「何言ってるの、図々しいと言えば・・・」

「貴方がここに来た段階でそう言う状況よ!」


 「あっ・・・・そうなんですね?」

“あれ・・・亮輔・・・・これって・・・作戦?”

“これは、ミイラ取りがミイラに・・・てか?”

よし・・・・・、もう引けないわ・・・とことん飲まして、

本心を聞き出してやる・・・ 


あと、一つ冴子気になる事がある!


「ビール、ワイン? どっち?」

 「じゃあ・・・ビールで・・・!」

「そうね、始めはビールが良いわね!」

「それじゃあ・・冷蔵庫から出して来て!!」

 「あっ・・・はい!」

「その間に何か・・・つまみ作るわね!」


「えっ、そんな事まで・・・・やっぱ嬉しいな・・・!」

「冴子さんといられて・・・!」

「貴方、お酒強いの?」

 「いいえ、そんなに強くありません!」

「以前新入生歓迎会の時・・・寝てしましました!」

「そう、それじゃ・・・今夜眠くなったら・・・」

「ここで寝ても良いわよ!」

“さて、どんな態度に出るのやら・・・見ものだわ・・・ウヒ!”


 「ええ、そんな・・・・そんな事出来ませんよ!」

「女性一人の部屋に!」

何を言ってるのやら・・・・

ちゃんと女性一人の部屋にいるじゃないの・・・

「別に亮輔君、いきなり狼になんか、ならないでしょ?」

 「そんな事・・・考えてませんよ・・・」

「決して!!」

どうせ、私のほうがお酒は強いわ・・・

彼に潰される訳無いでしょうから・・


「はい、おつまみ・・・どうぞ!」

 「わあ・・凄く早い・・・本当に料理凄いですね!」

「そう・・・私みたいな人って・・・どう?」

“まず、第一弾・・果たして・・・・“

 「それは・・・もう・・・凄いですよ・・最高です!」


「何が最高なの・・・料理が出来るだけ?」

“さあ・・第二段・・・反応は・・・?“

「そんな事無いですよ・・・美人だし・・・」

「それにスタイルも良いし・・・・・全部素晴らしいです!」

「あらそんなに褒められたら・・・嬉しいわ・・・」

「嘘でも!!」

「いえ、決して嘘など言ってません!」

 「全部本当です!」


“どうやら本気なのかしら・・・・?“

冴子ビールを勧めるのが上手で、

もう既に二人で2本500mlの、缶ビールが空いている。

そして、その8割ぐらいが亮輔だ。

「ねえ、今度ワインにしない!」

「美味しいの、あるんだ!」


「えっ、ワインですか?」

「でも、冴子さんの家のワイン高級なんじゃないですか?」

「良いのよ、どうせ貰い物だから・・・」

「それじゃー、お言葉に甘えて・・・でも・・僕少し酔ったみたいです!」

「だから、酔ったら寝て行けば良いじゃない?」


 「本当に良いんですか?」

「それじゃ・・・飲んじゃおーかな?」

「そうよ、飲もう、いっぱい飲んで楽しくお話しましょう!」

 「えぇ・・・どんなお話ですか?」

どうやら、確かにお酒そんなに強く無さそう・・・・

よし、もう少し飲まして・・・


果たして冴子の策略とは・・・

それとも、亮輔がとんでも無い曲者か・・・・

おそらく、冴子のあとを・・・・

それはおそらく彼だろう・・・か?


ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 のぞみ


タムラ先生夜間外来(総合) R1132


DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr



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