Rap1126-ん・!来ない・・どうなる?-7
Rap1126-タムラ先生夜間外来総合
Rap1126-ん・!来ない・・どうなる?-7
「冴子さん、最高に美味いです!」
亮輔は冴子の料理に感激している。
そして、冴子のエプロン姿にも大きく感動している。
と言うより、見とれてしまっている。
その姿を心音はどうやら面白くないようだ。
亮輔を、冴子の家へ連れて来てしまった事に、
少し後悔の様子が伺える。
「そう、有難う・・・!」
「こんな美味い料理、食べれる人・・・」
「幸せだろな・・・・」
心音、亮輔を見つめて
“そこまで言わなくたって・・・”
“誉め過ぎだろう・・・・言い過ぎだろう”
“あんたが食べなければ残飯よ!捨てる寸前よ、それ・・・”
どうやら、心音亮輔を連れて来た事に大分後悔が・・・・
「喜んでもらえて、嬉しいわ!」
“この子、意外と初心なのか・・・それともその逆・・・”
“果たして、心音との関係はどうなっているのやら・・・“
「これも、心音さんのおかげです!」
「心音さん感謝、感謝です!」
「あんた、意外と口が達者なのね!」
「えっ・・・それどう言う事・・・かな?」
“おい、亮輔・・・いい加減にしろ!!”
もう、完全に心音、亮輔を連れて来た事に後悔している。
「さあ、早く食べて・・帰るわよ!」
心音、もう既に自分の分を食べ終え帰る準備
「あら、そんなに急がなくても・・・まだあるわよ!」
珍しく冴子、心音の気持ちを玩んでいる様だ。
冴子にSの感情があったのか・・・・
心音も意外と言った目で冴子を見る。
どうやら、ある意味女の戦いが・・・・それは何・・・
女のプライド・・・それとも・・
「早く帰って・・・する事あるでしょ!」
全然そんな気は無かったが、
冴子に対する見栄なのか、
亮輔に別な誘いを・・・
「えっ、心音・・そうなの?」
こちらも、冴子の見え見えの嘘に、
嘘の言葉に付き合って玩ぶ・・・・・
まるで冴子、今までにない新しい発見、
本人もそして心音も驚いている。
「えっ、心音さん・・・良いんですか?」
「だって、あんたそれが目的だったのでしょ?」
「えっ・・・まあ・・・でもそれは・・無理って言ってた様な・・」
「いいから、早く食べて・・・帰るわよ!」
そこで、さらに冴子言葉の弾みなのか・・・、
それともどんどん新しい発見が・・
「あら、お二人さん!」
「部屋なら・・・たくさんあるので、よかったらどうぞ!!」
“わあー、あたしこんな趣味、あったっけ・・・”
“私って意外と嫌な女?”
「そう・・・、亮輔あんた、ここで・・・・する?」
“ああ・・・売り言葉に買い言葉・・・”
“私って・・・こんな女だっけ??”
「えっ!!」
亮輔眼をまるくして・・・一体これは・・・
どうやら、冴子と心音、普段のあんなに仲の良かった二人、
たった一人の、どうでもいい様な男にこんなに・・・・
女の性が人間性を変えてしまうのか・・
女って・・・おそろしい!!
冴子も、彼に振られた事で気持ちの感情が・・・・、
と言うか、いらついていた所に、
冴子好みの若い男が突然全現れて・・・・
「どうなの?・・・冴子の隣の部屋で・・・する?」
もう、心音後に引けない気持ち、
もう・・どうにでもなれと言った、半ばやけになって
叫んでしまった。
「えっ、それは・・・・」
完全に自分を見失ってしまった亮輔、
それ以上の言葉が出ない。
暫し沈黙の後、最初に平静を取り戻したのは冴子だった。
「ごめんなさい、私少し変だったわ?」
「お二人さん、美味しく食べて頂いてありがとう!」
「そうね、あんた今日寂しかったのね・・・?」
「さあ、亮輔帰りましょう!」
「あっ・・・はい?」
どうやら二人の女の関係は、
なんとか無事元の関係に戻った様だ。
「ご馳走様!」
「ご馳走様です、大変美味しかったです!」
「お休みなさい!」
「休み!」
簡単でそっけない挨拶は心音だ、やはりまだ・・・・
“ああ、わたし、どうかしてたわ・・・・!”
“何で、あんな事言ったのかしら・・・”
“彼の突然のキャンセル・・・・、でもしょうがないわよね!”
冴子、ソファーに座り込み、
唯ため息と、反省の気持ちが・・・・
“心音、やっぱりまだ怒っているわよね・・・“
落胆してソファーにいつの間にか眠ってしまった、冴子
そこへ彼、いつの間にか部屋の鍵を開けて、
入って来たのだ。
当然チャイムは鳴らしたが反応が無かったので、
持っている鍵で入って来たのだ。
そして、眠っている冴子の傍に屈み込み、
冴子の唇に優しく唇を・・・・・・
その冴子、どうやら良い夢を見ている様で顔が、
ほころび、にたついている、
「うん、**だめ・・よ!」
「誰かに見られちゃうわ!」
驚いたのは彼だ、いきなり喋り出したのだから・・・
彼、今度は首筋に唇を・・・・
やっと、気がついたようだ
「えっ、どうして?」
「いつ・・・来たの?」
相当驚いた様子の冴子、声が裏返って
「あっ、驚かしてごめん、少し早く終ったから・・・」
「家に今日は帰れない!って、電話したから・・・病院から!」
「わぁ・・・・うれしい、本当なの? 今の話?」
「ああ、本当だよ! ほら!」
そう言って冴子を抱きしめ、唇を塞いで・・・・・
ではまた・・・・暫くのオフです!
タムラ先生夜間外来(総合) R1126
DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr