Rap1122-ん・!来ない・・どうなる?-3
Rap1122-タムラ先生夜間外来総合
Rap1122-ん・!来ない・・どうなる?-3
冴子強がっては見たものの、一抹の不安がよぎる。
普通の若い女の子は、月に1度は月経を向かえ、
それなりの苦労をする。
当たり前のように、行っている事・・・
それは女の証
冴子は、その必要が無いのだ。
すなわち、経口避妊薬を彼と付き合い始めてから、
ずっと服用し続けているのだ。
接近して行ったのは、自分だ。
憧れのあの先生となら・・・
“私は2番目でも良いです!”
そんな言葉を彼に言ってしまった。
その言葉は今も撤回するつもりはない。
優しい彼は、“僕には妻がいる、君とは付き合うのは無理だ!“
そんな言葉を何度言われた事か・・・・・・
しかし、強い決心で、冴子
“それで良いです。”“決して多くは望みません!”
“冴子、貴方の奥さんなんて望まないから・・・”
“お願いだから、このまま交際を続けさせて!!”
彼の苦悩も良くわかる。痛いほど・・・・
冴子は非常に魅力的な女だ、何人もの男性が声をかけても、
見向きもしない。
一途に、彼を愛している。
そんな情と、冴子の魅力に負けて、ついに承諾してしまった。
それから、月に3~4度彼女の住む三軒茶屋のマンションに行く。
そのマンションも、彼が援助しようとしたが、それも断った。
彼女の家庭も、父親はある病院でかなりの要職についている。
其処からの援助で・・・、
と、言うかおそらく事情は知れていないが、
半ば勘当状態で、家を飛び出した。
その時に、数千万単位のお金を父親から貰ったのだ。
その金で、マンションを、三茶に購入して、
一人で生きていく決心をした模様だ。
そう、彼と、一時の、ほんの数時間の甘い、
夫婦生活を夢見て決心をしたのだ。
一体、冴子をそれ程までに夢中にした彼とは、
一体誰なのだろう・・・・
もう少し、その彼の名前は伏せておきます。
「ネエ、冴子?」
心音、こんな時は必ず冴子にお願いする時の前兆だ。
「何よ・・・・!」
来たな・・・・、今回の要求は何・・・・
「あんた、今夜彼来ないのでしょ!?」
「そうだけど・・・?」
そう言う事か・・・・うちに来たいのか・・
まあ良いか・・・・
「寂しいの、私・・・暫く・・・!」
おい、女の私にそんなに色気むき出しで言うなよ・・・
私は女は趣味じゃないから・・
「そうね、あんた男がいないと・・」
「何するかわかんないもんね!」
答えは直ぐに出ていたのだが、
少し焦らして見たい気分だ。
あっ、でも私そんな趣味ない・・?
から・・・・
「有難う、それじゃあ、いろいろ食料買い込んで!」
「お邪魔するわ!!」
ラッキー、ホント、今彼は海外に出張中だ。
こんな時一人じゃ無理、無理よ・・・絶対!!
下手をすると、何処かのネオンの下で、
“男あさり”やりかねないもんね!
「ねえ? それって暫く御宿泊?」
そんなに食料買い込んで来ると言うことは、
1日や2日ではなさそうだ。
まあ・・いいか、心音なら・・・・
「そうね、最低1週間ぐらい!」
「あっ、彼の来る日は消えるわ!」
「そうね、それだけは、守ってね!」
「はい、わかりました、約束は守ります!」
「心臓に誓って!」
「何よ、“心臓に誓って”って?」
「だから、命に誓って・・・よ!!」
「大げさなんだから、いつも心音は・・・・」
「本当よ!!」
「貴方の彼・・・・」
「決して盗まないから・・・ね!」
「わかりました・・・信じます!?」
そうは、言った物の危ない・・・
危険な香りが・・・少し嫌な予感が・・・
「わあ・・本当に凄い食材!」
「それにお酒も、こんなに!!」
「良いじゃない!」
「余れば彼に、貴方の素晴らしい料理の食材に使えば・・・!」
心音の家柄も相当なものらしい。
家族の事はさすがの冴子にも、
あまり話したがらない。
かなり大きな会社の重役であるらしき事は、
ドック検診で、“心音お嬢様”なんて・・・
VIP会員の患者が心音と話していた事を、
偶然聞いてしまった。
“***さん、ここでは、それは言わない約束でしょ!”
“あっ、お嬢さんすいません!”
“だから・・・それ・・それはダメ・・よ!”
「で、今晩の料理当番は?」
「それは勿論・・・でしょ!」
「全く、心音ったら・・・!」
「明日は、私が作ります・・・」
「そうめん・・なんか・・ね!」
冴子が料理上手な事お互い認識している。
果たして明日は本当にそうめん!
なのやら・・・・
高級人間ドック・・・二人の、選ばれた看護師、
全てに対して並以上だ
容姿も、腕も、家柄も・・・
そんな二人、とても気の合うこの二人この二人の素性、
そして、彼の素性は・・・・
もう少し続きます!
ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 希
タムラ先生夜間外来(総合) R1122
DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr