Rap1105-胸が・・私・・・どうなる?4-1(喫煙)
Rap1105-タムラ先生夜間外来総合
Rap1105-胸が・・私・・・どうなる?4-1(喫煙)
ちくん、ちくん・・・苦しい・・・・
阿相三枝子はタバコをやめた。
最近時々痛みを感じる。
ん、タバコ吸い過ぎ・・・
仕事が忙しくなり、面白みも感じる。
しかし灰皿にタバコの吸殻自然と増える。
しかし、何故かアイデアがスムーズに出る時は、
灰皿を綺麗にする回数が少ない。
タバコは、ほんの遊び心、人の吸う様がかっこよく見え、
悪戯した。
直ぐにやめられる。
何時でも止められるそんな軽い気持ち・・・・・
それが、深みにはまり何度も止めようと試みるも、
もう後の祭り。
彼である佐藤 閲詩はもう既に止めて、
三枝子が吸い吐き出す煙を嫌がる。
何と勝手な奴なんだ。
今では三枝子を見るたびに“・・・止めれば・・・!?”だ。
ふざけるな!
止めさせる時は私もきちんと 誘えって 言うんだ・・・・
「ねえ・・・、閲詩!」
「あんた・・・酷いよ!!」
「どうして・・・、三枝子は止められないの?」
「ひどい・・・、ひどい・・・」
「ひどいよ・・・悪魔!!」
「えっ、悪魔・・ってその言い方のほうが酷いよ!」
「その 言葉!」
「痛い!・・・苦しい!!」
「どうしたんだ?」
「胸が・・・痛いのよ!」
「胸って・・・心臓の辺りか?」
「そうよ・・・痛いの・・・ここが!」
そう言いながら、三枝子は心臓の辺りを右手でたたいたり、
押したり・・・
三枝子は、薄々気づいている。原因を・・・・・
それでも、半ばやけになって、セブンスターに手を伸ばす。
「おい、よせよ!」
「いいの、吸わせてよ・・・!」
「いらいらするの・・・よ!」
閲詩はさすがに、三枝子からタバコを奪い取り、
後ろに両手を回し三枝子が取れないようにする。
「よこしてよ! 閲詩!!」
「だめ・・・・!」
「1本だけ・・・頂戴! お願い・・・よ!」
三枝子はかなり本気で、奪いにかかる。
しかし所詮男と女。それに閲詩は180センチ以上の背丈だ。
三枝子の身長は158センチ到底かなわない。
「うっ・・・痛い! くるしい!」
「お前、そんな状態でも吸いたいのか?」
「うるさいわね・・・うっ・・」
座り込んでしまった、三枝子。
心配になり三枝子をかばう。
そんな隙をついて、タバコを閲詩から奪い取ってしまった。
「おい、何だ、嘘か・・・」
「酷いぞ! 騙すなんて・・・」
「だって・・・吸いたかったんだもん!?」
「でも・・・、今の、は反則だ・・・絶対!」
「痛いのはホント・・よ!」
「何だって・・・・?」
閲詩は本気で怒り、部屋を出で行ってしまった。
「閲詩のバカ・・・ばか・・・馬鹿!」
私だって・・・、わかっているよ。止めた方が言い事位・・・・
こんな体の状態で・・・どうすればいいか・・・
何で・・・・、日本国政府!
堂々と売ってん、だ・・・よ。
今度は三枝子あたる相手を国にしている。
おそらくもう、ニコチンが切れると、
ほぼ禁断症状に近いのだろう・・・
それに引き換え、閲詩は三枝子以上にヘビーだったのに、
最近流行の禁煙補助剤で、見事離脱に成功した。
三枝子は、その事も気に食わない。
一緒にどうして止めようって・・・、
言わないの・・アイツったら!
そしたら、私だって・・・やめられたのに・・・・
三枝子も密かに禁煙補助剤を医者から勧められた。
そして、実際に処方してもらった。
でも、その時は軽く考えて、5日で止めてしまった。
仕事が上手く捗らずに、つい近くのコンビニへ、
買いに行ってしまった。
いらいらしながら・・・・途中から走り出して。
その時も、胸に痛みを感じていた。
よく考えると、何かの検診の時に胸、
心臓の事何か言われた気がしたが・・・・、
特に自覚症状が無かったので、別に大して気にもせずに・・・・
中学、高校の体育でも普通にこなして来たのだし・・・
「おい、阿相! 出来たか?」
会社の、企画部長の大森が、阿相の肩を叩きながら催促した。
部長自身、阿相の顔色を見ればわかるが、
これも仕事だと言わんばかりに・・・・
「はい、もう少しです!?」
無理言わないでよ、こんな出し尽くされた企画、
“斬新なアイデア”・・・だって・・・
全く、部長面倒な事は直ぐ私に押し付けるんだから・・・・
「期日は・・・・後2日だ!」
「はい・・・必ず作成します!」
「おい、その言葉・・・待ってたぞ!」
「・・・よし、よし・・・」
何が、“待っていたよ!”少しは自分でも考えろ・・・よ!
そして三枝子、半年前より格段に狭くなった、
喫煙ルームにタバコを持って出かけた。
「こんな時吸わないでいられるか!」
「おい、ミエちゃん荒れてるな!」
「あっ、森次長・・・すいません・・・」
「今の言葉忘れてください!」
「何だ・・・、部長から無理な企画頼まれたのか?」
「えっ・・・あっ・・そうでは・・・・?」
「まあ・・・ぼやきたくもなるよな!」
「こんな小さい部屋に押し込まれて!」
「そう、そうですよね! 次長!」
「何だか・・・、世間が全て、敵に見えちゃうよ・・な!」
「そうですよね、ちゃんと日本国が売ってるんですよ、ね!」
「そだよな、それにどんどん高くなっちゃって!」
「次長・・・もし、1箱1000円になったら・・・買います?」
「うむ、そんな話し・・・何処かで聞いたな?」
「わたし、もう真剣に考えないと・・・!」
「そうだよな・・・1000円はつらいよな・・?」
「そ・・そうです、大変です!」
もう次長、全然何もわかってくれない。私が言いたいのは・・・・
こんな風景、日本国中に小さくなった喫煙家の集団が・・・
今日は、ここ迄です。 ではまた暫くのオフです。
どうやら、今年タバコの大幅値上げに踏み切ったようですが・・・
中途半端な値上げ!
政府もみんなが禁煙してタバコが売れなくなると・・・困る様で!
是非、今度の値上げをチャンスだと思って、
禁煙に踏み切られては・・・
周囲の環境もその様に動いて来ていますので!
例えば・・・禁煙外来とか!
ではまた・・・・暫くのオフです! 浅見 希
タムラ先生夜間外来(総合) R1105
DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr