前日談1
今日の昼飯の弁当はまずい、味付けが濃い、野菜も半ゆで、あれ作った自分なんという鬼だよ
そう思いながら太陽の光が差し込む教室で文句を心の中で言いながら食べていた
「律華ちゃん、今日も弁当まずかった?」
机を合わせて向かい側、三野本叶が聞いていた
さすが親友、私の毎日を見ているようだ、こんな吐きそうな料理を食べていてどういうことか把握できている
「私ねぇ、才能があると思う、毒物を作れる」
さすがに毒物は作れないけど消化不良を起こすような料理なら作れそうだ
大げさそうだが、実は結構本当のことである、しかしその弁当のおかずがいつの間に減っていた
目線を右に移動するとちび男子が私の弁当の煮野菜を食べていた
「クソまず!!!!」
あーあ、そうなった
「長谷川!まずい弁当食わせんな!」
勝手に弁当を食った渡貝恒星も悪いと思うのだが、なんていったらいいのだろうか
殺人的な弁当で一人倒したと言った方がいいのだろう
「勝手に食べる恒星も悪い」
近くにいた神田きさきが静かに言う
勝手なこと言うなって・・・これでキれたら私まで同罪なんだぞ、頼むから恒星も反応しないでくれ
「きさきは人の話に入ってくんな!!」
お前か、大河
橘田大河はクラスの中でも元気な奴、変態でもある、こうやってきさきにちょっかいをだすのが日常茶飯事
人を挑発して何が楽しいのかさっぱりわからん、いじめかよ
そういうと神田は弁当を片付け、友達の山崎勇人のところに行った
「なんだよーあいつ」
恒星と一緒にご飯を食べてた林颯太が呟いた、こいつもまたお調子者だった
もうすぐ授業かよ、早く弁当食べなきゃ、そしてこの殺人弁当の処理を行った




