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参考

作者: ライン

あくまで1例です


まず、今回陸軍の1個師団について。


これは旧帝国陸軍の編成を基にしています。


師団2万人

旅団1万人*二個旅団で師団

連隊3000人4個連隊で旅団

大隊800人3個大隊で連隊

中隊200人4個中隊で大隊

小隊50人4個小隊で中隊

分隊約10人4個分隊で小隊


これを基としました。


上の補足


 軍


平時における編制の最大のものは「師団」であるが、それよりも大きい


「軍」も存在した。


本来野戦軍として存在した「軍」であったが、平時にある「軍」は性質が異なっていた。


植民地防衛を目的とした朝鮮軍、台湾軍(関東軍はこれと異なる)などである。


指揮官は軍司令官と称され、中将(平時にある軍は大将)が補される。


また軍には軍参謀長が司令官を補佐する。


なお、「軍」は会戦単位と言われ、国運を賭けた決戦に際して投入されうる戦力を示している



集団


適時隷下部隊の転出入がおこなわれる変則的な編成を取る飛行集団、防空(のち高射砲)


集団などが集団編成となった。


また、ある一定地域に展開する部隊を、


その地区の最上級者に統一指揮させるために使われたものもあり、


昭和19年末のフィリピン防衛戦で第十四方面軍の隷下に設置された。


また戦闘ではなく、防衛作戦上その地区の防衛を統一指揮するために地区集団と言う名称も使われている



小隊


歩兵では4個分隊よりなる兵力単位。


一般的な編制は軽機分隊3、擲弾筒分隊1からなる約60名の部隊とされている。


航空機(戦闘機などの小型機)や戦車では4機あるいは3両で小隊とする。


小隊長は中尉あるいは少尉。







戦隊


連隊の一形式であるが、航空(飛行戦隊)、船舶(特攻戦隊)にその名称が見られる。


総じて連隊よりも小規模で、かつ独立して長期の作戦行動がとれない部隊と見られる。


戦隊長は普通中佐が任じられるが、規模や状況に応じて少佐が補されることがある。


飛行戦隊(戦闘機)の場合、戦隊本部(4機)、飛行5個中隊(中隊は4機からなる小隊3個12機)、


整備中隊の編成である。(航空機は予備20機を含め84機が定数)




総軍 


本来は、関東軍や支那派遣軍などの「軍」隷下にも「軍」が存在するため、


それと区別するために総軍と呼称したのが始まりである。


 しかし、総軍の名称が正式に登場したのはもっと遅く、


戦争も末期の昭和20年3月末の本土決戦準備に入ってからで、


第一、第二総軍、航空総軍の編成によってである。


 これによって、それまでにあった関東軍、支那派遣軍、南方軍がそれに該当するとされた。


 また、第一総軍などが編成後に廃止された防衛総司令部(編制は司令部のみ)も


総軍に相当するとされ、都合7個が存在したことになる。


指揮官は総司令官と称され、通常は大将(元帥も含む)が補される。

 

また、総軍では参謀長も総参謀長、総参謀副長と称する。


なお、関東軍初期に関してはこの定義が当てはまらない


大隊 


歩兵では3~4個中隊よりなる兵力単位。


一般的な編制は大隊本部、3~4個中隊、機関銃中隊、大隊砲小隊からなるとされる。


人員は編成や兵科などによって差異があり、800~1200名程度。


なお、兵科によっては大隊の編成を省略しているものがある。


戦車や航空機の場合は5個中隊で聯隊(戦隊)を、また騎兵聯隊は2~3個中隊で聯隊を編成したため、


大隊が存在しない。


大隊長は通常少佐である。


第一次大戦までは各国の兵力量を大隊数を単位として算定した。また、独立して戦術任務を行える最小の


単位としていたため、大隊を戦術単位とも言う。


なお、ここまでの編成は独立した部隊でない限りは連隊内における区分となり、


第一大隊などと連隊内の通し番号で呼ばれる。


そのため、大隊長は本来大隊長と辞令を受けるのではなく、連隊付佐官として発令される。


中隊以下も同じである。ただし、なぜか中隊のみは連隊内の通し番号で呼ばれる。






本来は旅団形式を取らない部隊(連隊)がまとまったものであるが、厳密な定義を保たない。


旅団は連隊2個によるものであるが、団は3個以上であるのが普通である。


師団内における歩兵連隊が、4個制(4単位=2個歩兵旅団)から3個制(3単位=1個歩兵団)に移っ


たことで初めて師団内に団が登場した。


これ以外では戦車団、砲兵団、飛行団などがあるが、これらは隷下部隊が逐次変更される


中隊


歩兵では4個小隊よりなる兵力単位。


一般的な編制は中隊指揮班、小隊4,弾薬小隊からなり、人員は150~180名程度となる。


戦車の場合は中隊本部と3個小隊(12両)、


航空機の場合、戦闘機などの小型機は4個小隊(12機)、爆撃機などの中・大型機は3個小隊(9機)


となっている。


中隊長は通常大尉だが、中隊の編成は部隊ごとの事情や兵科などによって異なるため、中尉の場合もある。


平時においてはここまでの編成となり、これ以下は戦時においてのみ編成される。


 分隊


軍隊の編成上、最末端の基本編制となる部隊。


通常人員は12~15名(航空機や戦車などでは、1機あるいは1両を分隊扱いとしている。


この場合は1~5名程度となる)


歩兵分隊の場合、通常は分隊火器が軽機関銃による軽機分隊(軽機関銃1丁、小銃11丁)と、


擲弾筒による擲弾筒分隊(擲弾筒3基、小銃9丁)とに分かれるが、


戦争も末期になるとそうした分隊火器が揃わず、完全な小銃分隊が多数を占めた。


なお、重機関銃を含む砲分隊は、1門で1個分隊を形成する。


(重砲などの大口径砲は、人員や備品、弾薬などの量がかなりあるため、小隊あるいは小隊に準じた人員


と編成を取る分隊で1門となる)


分隊長は歩兵などでは通常軍曹(伍長の場合もある)であるが、砲分隊では少尉などの場合もある。


なお、憲兵に関してはこの定義を受けない。


通常憲兵分隊の分隊長は大尉であり、人員もその任務や配置により異なっている。



兵団


一般的には師団の通称で、師団の秘匿通称号を使って○兵団、


あるいは指揮官の名字を使って○○兵団などと称する。


なお、同じく通称号などを有する軍や旅団も兵団と称することがある。


また、師団編制を取らない一部兵科(兵種)において、


航空兵団や船舶兵団などの名称が使用されている。


このほか、東京湾と小笠原諸島を守備する部隊が兵団を称していた。


なお、昭和19年末のフィリピンルソン島での戦闘で、


兵力を欺瞞するため歩兵連隊を師団に見せかけるため「藤兵団」と称していたことがある。




方面軍


支那事変(日中戦争)の拡大に伴い、展開する兵力や地域が増大したため、


「軍」の上に方面軍を新設したのが始まりである。


これらは北支那方面軍など、地域(方面)名を冠されたが、


後には関東軍隷下にナンバー方面軍が登場し、以後急速に増加した。


指揮官は方面軍司令官と称され、大将あるいは中将が補される。


また方面軍には方面軍参謀長が司令官を補佐する。


なお、方面軍には単一兵科による編制(航空方面軍)などは存在しない。


連隊


連隊は軍隊内における単一兵科からなる基幹編制である。


歩兵の場合、連隊本部、3個大隊、連隊砲中隊、速射砲中隊、通信小隊からなるとされるが、


人員は様々で、3000~5000名


 







階級について、旧帝国陸軍を基にしています。


   主な任務        

大将 総軍司令官 方面軍司令官


中将 軍司令官 師団長


少将 旅団長


大佐 連隊長


中佐


少佐 大隊長


大尉 中隊長


中尉 小隊長


少尉


准尉

(特務曹長)


曹長


軍曹 班長 分隊長


伍長


兵長


上等兵


一等兵


二等兵











海軍について



階級は基本前文と同じです。




艦隊編成は



潜水艦或いは駆逐艦2隻~4隻で一隊を成し、


潜水隊または駆逐隊する



戦隊2隻~3隻の戦艦或いは

巡洋艦(軽巡、特設巡洋艦)により編成される。


 水雷戦隊 駆逐隊、2~4隊に旗艦とする軽巡洋艦1隻とで編成される。


 潜水戦隊 潜水隊、2~3隊に旗艦とする潜水母艦又は軽巡か旗艦型潜

      水艦1隻とで編成される。


 航空戦隊 航空母艦或いは水上機母艦(特設水上機母艦も含む)により

      編成され、隻数は1~4隻である、また陸上の基地航空隊2

      ~4隊によるものもある。


   艦隊 これらの、戦隊(水雷戦隊、潜水戦隊、航空戦隊)により編成

      され、さらに特務艦、哨戒艇、駆潜艇などの小艦艇も加わる

      場合もある。


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― 新着の感想 ―
[一言] いちいち編成について調べものをする手間が省けました。とてもありがたいです。
2013/04/29 00:10 退会済み
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