第二十九章6 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)3】6/序列8席6
ようやく落ち着いて話せる所まで来た所で、【芳一】は、
「お前のシノギを言え。
ただの赤子で終わる奴じゃないだろ。
お前が悪党としてやっているシノギを吐け」
と言った。
【御怨隠遠/ハリエット】は、
「シノギ?
ボクちゃん、ちっちゃいからわかんないでちゅぅ~
お仕事って言って貰えないとわかんないでちゅう~」
とからかってきた。
【芳一】は、
「・・・はぁ・・・」
とため息をつき、
「またか。
どいつもこいつも・・・
お前達の1パターンな行動には辟易するよ・・・
もうちょっと違ったパターンは演出出来ないのかねぇ。
この大根役者が」
と言った。
その言葉にキレたのか、
『おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ・・・』
と大音量で泣き出した。
だが、【芳一】は、
「・・・【アンサー・クリエイト】/【音流調整】・・・」
とつぶやいた。
泣き声と言っても空気の振動による音の伝達だ。
音の伝達をコントロールする事で大音量の泣き声を【御怨隠遠】本体にだけ届く様に調整した。
【御怨隠遠/ハリエット】は、
「うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさぁ~い・・・」
と言った。
【芳一】は、
「てめぇの声だろうが。
責任持っててめぇで処理しろ」
と言った。
決めるときは決める。
舐められたままでは終わらない。
それが【唯野 芳一】と言う男である。




