第二十九章56 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)3】56/序列1席7
【芳一】の言葉に、【ディスクィンドール】は、
『ありがとう・・・
感謝する。
そして・・・
この恩は忘れない。
貴方が忘れても、私達は忘れない。
私達は悪党じゃない。
絶対に違う。
私達はそれを信じて存在していた。
産みの親達からも裏切られ、疑心暗鬼だった。
ひょっとしたら姉妹達も裏切っているのか?
そう、思うと姉妹同士も信用出来なかった。
7姉妹だったけど、ずっとみんな1体だった。
ひとりぼっちだった。
私達を初めて認めてくれたのは貴方。
その事実は変わらない。
何かあったら言って欲しい。
この借りは返す。
だから・・・』
と言った。
【芳一】は、
「そう言うのいいから・・・
借りとか貸しとか。
そう言うのいらないから。
・・・だって、僕ら、もう、友達じゃん。
友達を助けるのに理由はいらないよ。
いちいち貸しとか借りとか言ってたらきりがない。
だって、これからも何度も助け合うかも知れないじゃないか。
だったらいちいち気にしなくて良いよ。
どうしても借りを返したいと言うなら、遊びに行った時、美味しいものでもご馳走してくれ。
それで借りを返した事にしよう。
僕はあまり美味しい物とか知らないからね。
是非、君達は料理の修業でもして、僕に美味しい物を食べさせてくれ。
それでおしまい。
はい、解決。
はいはい、行った、行った。
君達はこれから【条件覚】に昇格するために色々やらなきゃならないんだから。
こんなところで油を売っている暇はないだろ?
頑張ってな」
『ありがとう。
本当にありがとう。
また、逢いましょう』
「うん。
またな」
と言う感じで、最後の【贄喰威】の調査を締めくくった。
【芳一】と【フェアリア】はこの後、【贄喰威】の序列1位、【現悪形7つ子姉妹次女ディスクィンドール】の配下の件で事務作業の様な仕事が残っているが、中継は以上となる。




