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第二十九章50 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)3】50/序列1席1

 今日から2027年10月後半は序列1席の調査となる。

 参加者は、

 (1)【芳一】、

 (2)【左脳】/【銀髪の少女/フェアリア(FAERIA)トゥルーヴェリティ(TRUEVERITY)】改め、【銀髪の少女/フェアリア(FAERIA)トゥルーヴェリティ(TRUEVERITY)リア(LIA)】、

 となる。

 調査対象となる【贄喰威】の序列1位は、背中に【黄金髑髏】1つのタトゥー(刺青)をした存在である【現悪形(げんおぎょう)7つ子姉妹次女ディスクィンドール】である。

 【フェアリア】は、

「【芳一殿】、【殿(しんがり)】は拙者が勤めるでござるよ。

 よろしく頼むでござる」

 と言った。

 相変わらずの時代がかったしゃべり方だ。

 【芳一】は、

「ははっ。

 【殿】は本来、後退する部隊の中で最後尾の箇所を担当する部隊の事を言うんだけどね。

 まぁ、転じて、隊列や順番の最後尾のことも言うんだけど。

 【贄喰威】の調査はこれがラストだから間違ってはいないか」

 と言った。

 【フェアリア】は、

「日本語は難しいでござるな。

 でも拙者にも僅かながら、その血が流れている。

 それは拙者の誇りでござる。

 【芳一殿】と同じ国。

 そう思うだけでほっこりするでござるよ」

 と言った。

 【芳一】は、

「お母さんの事、もう、吹っ切れた?」

 と尋ねた。

 【フェアリア】は、母親から虐待を受けて育ったが、母親は彼女を愛していた。

 そして、娘をよろしくと言って、【鬼子母神】になっているのだ。

 娘を頼むと言われた以上、彼女のこの後の事を考えたくなる。

 自分は【フェアリア】を幸せにしているのだろうか?

 そう、思うとちょっと胸が痛くなる。

 【フェアリア】は、

「お母様の事はもう、大丈夫でござるよ。

 【芳一殿】が居るから。

 拙者は安心して背中を預けられるでござるよ」

「あ、背中を預けるって言葉、言いたかったんじゃない?」

「あ、解るでござるか?

 一度言ってみたかったでござるが、今言う台詞ではござらんな」

「そうだね。

 微妙に意味合いが違うかもね。

 でも気持ちは伝わるよ」

「【芳一殿】なら解っていただけると思ったでござるよ」

「今回の仕事は虐待を受けてきた君には辛いかも知れない。

 それでもやるかい?」

「もちろん、やるでござるよ。

 拙者は逃げも隠れもせんでござる」

「そうか。

 じゃあ、一緒に頑張ろう」

「承ったでござるよ」

 と言う話になった。

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