第二十九章49 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)3】49/序列2席7
【オルファスト】は、
『な・・・何なんだ、お前は?』
とおののいた。
【芳一】は、
「このまままともに戦っても【アンサー・クリエイト】を使える僕にはお前は勝てないって事だ。
僕に勝ちたいのなら、出す物出せば良い。
僕が探しているのは、【ネームレス・ナンバー・ジャスティス/無名番号正義】/【NNJ】のトップが保有する【アンノウン・デストロイ】の流出設計図/【禁断奇跡設計図/フォービドゥン・ミラクル・レシピ)】という7冊の【ファイル】だ。
あるんなら出せよ。
それを使わない限り、僕には勝てないぜ。
もっともそれを持って居た時点で【覇王/オーバーロード】殺しの【下手人】として引っ張るけどな。
虚勢だけのくだらない力試しはこの辺りで止めておけ。
どうせ、僕には勝てないんだ。
それより、調査を素直に受けろ。
お前達の組織が、殺しを何とも思っていないクソ共の集まりだと言うのはお前の説明で理解出来た。
でも、それじゃ、僕は裁けない。
お前の実力には全く興味はない。
お前は僕より弱い。
戦わなくても大体解る。
でも、そんな事どうでも良い。
僕はあくまでも、【覇王/オーバーロード】殺しの【下手人】を探している。
とっとと調査に協力しろっ。
ガキみたいに駄々をこねるな」
と言った。
『な、何だと?
侮辱するつもりか?
許せん。
絶対に許せん』
「だから、それはもう、いいよ。
震えてるんじゃ無いか?
虚勢を張るなよ。
こっちは無駄な争いをしに来てないんだ。
そうやって言って聞かせてるんだ【オルファスト】・・・
いつまでもつまらない意地を張るな。
そろそろこっちも本気で怒るぞ」
とまるで子供に言って聞かせる様に言った。
貴族である【オルファスト】にとってはこの上無い屈辱である。
だが、それが解って居ながら【芳一】は言っている。
彼の嫌がらせである。
【芳一】は、【贄喰威】達の悪辣ぶりには心底辟易している。
こういうことでもしないと正直、精神面で限界だった。
悪意の中では生きて居たくない。
心の底から彼はそう思って居た。
この後から、【贄喰威】の序列2位、【全界斬りの侍爵オルファスト】の調査は開始されるが、中継は以上となる。




