第二十九章40 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)3】40/序列3席5
【スヴェル・ムォノ】の蛮行に対して、【ヴィナフェリア】が行った【パラレルチョイス】と言う行為。
それは何なのか?
それは、【別の可能性の一部】を【パラレルワールド/並行世界】から持ってくると言うものである。
つまり、【生首の料理】として差し出された【女性】が生きていたと言う【世界線】から【生首の女性】を出現させて、代わりに【生首の女性】の【生首】を持ってきた【パラレルワールド/並行世界】に送ったと言う事になる。
こんな事をしても【パラレルワールド/並行世界】では新たに悲劇があるので何の解決にもならないが、【ヴィナフェリア】はこの世界の【芳一】がこれ以上傷つかない様に、苦渋の選択をしたのだ。
【芳一】は、
「【ヴィナフェリアちゃん】・・・」
とつぶやいた。
【ヴィナフェリア】は、
『ごめんなさい。
私にはこれくらいしか・・・』
と済まなさそうにしている。
【生首】から生きた状態に戻された女性は、眼をぱちくりさせている。
突然、別の世界に送られたのだ。
混乱するのも無理はない。
眼がぱちくり程度で済んでいるのはマシであると言える。
だが、【スヴェル・ムォノ】は、生首から生身に戻った女性を殺害し、
『料理が勝手に戻るな』
と言った。
【芳一】は、
「殺すっ。
ぶち殺すっ」
とぶちギレた。
【ヴィナフェリア】は、
『駄目です、王子様・・・
仕事をしないと・・・
余計な事をして申し訳ありませんでした・・・
王子様を余計、悲しませてしまった・・・』
と泣きそうな顔をする。
【芳一】は、
「すまない・・・
大丈夫だ。
もう、大丈夫だから・・・」
と言った。
【スヴェル・ムォノ】の蛮行に対しては【芳一】は冷静では居られない。




