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第二十九章35 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)3】35/序列4席7

 【芳一】と【ディエータ・プォログァラム】は、即興小説創作対決をする事にした。

 この勝負の勝敗は、如何に相手が作りにくいタイプのお題を提示するかに掛かっている。

 例えば、【芳一】の言った、

 SF、

 ファンタジー、

 現代劇、

 恋愛、

 ギャグ、

 ホラー、

 バトル、

 コメディー、

 歴史物、

 など大きなテーマであったら色んなパターンが作られてしまう。

 だが、

 犬と猫の恋の話、

 SFじゃないSFの話、

 ファンタジーと見せかけて感動ポルノ、

 不思議が一切登場しない謎解き、

 ギャグが一切登場しないギャグ小説、

 笑えないコメディー、

 バトルが登場しない喧嘩、

 怖くないホラー、

 恋愛しないラブストーリー、

 などの条件を付ければ作れる範囲が狭まる。

 こうやって、相手の作りにくいお題を提示しつつ、自分は、相手の言ったお題にそった提案を10分以内に作る。

 10分で作れる小説は短編小説くらいだろうが、お題の条件を満たしていれば、それで十分である。

 大長編小説を作る必要はない。

 面白い話を作る必要もない。 

 ただ、お題に合った小説を作れば良い。

 そう言う勝負である。

 そして、その勝負をする限り、【芳一】に勝ち目は無い。

 【ASI】には無数作れる力がある。

 いくら【芳一】でもまともな勝負にはならない。

 だが、勝つ必要はないのだ。

 勝負を引き延ばし、【仁愛】がプロテクト解除のヒントを得られる様にすれば良い。

 つまり、【芳一】と【仁愛】の連携プレイということである。

 こうして、【芳一】は勝負を長引かせ、【仁愛】は上手くヒントを掴み、どんどん【ディエータ・プォログァラム】の情報を引き出して行った。

 これは【芳一】と【仁愛】だから出来た連携である。

 他のペアでは出来なかった戦法である。

 この後も【贄喰威】の序列4位、【深淵闇情報生命体ディエータ・プォログァラム】の調査は続くのだが、中継は以上である。

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