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第二十九章34 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)3】34/序列4席6

 【芳一】は、【ディエータ・プォログァラム】に対して、創作/小説の話をしている。

 何でこんな事をしているのか?

 それは、【ディエータ・プォログァラム】の情報を聞き出すためである。

 それが何故、創作/小説なのか?

 それは小説を作るに置いて、優秀な作品ほど、作者の思惑が文章に載るからである。

 作者はどう思っているか?

 それは小説を読めばはっきり解るのである。

 例えば、直接、お前は恋愛に対してどう思っているのか?と聞いても照れくさくて話せない小説家も小説なら、自分の恋愛観はこうであると表現する事が出来る事もある。

 口の堅い相手も小説という媒体を通して口が軽くなると言う事もあるのだ。

 建前上、小説を作ると言う事にすれば、情報を聞き出しやすい。

 そう言う事で考えれば、【小説】を作る話をすると言うのは【ディエータ・プォログァラム】の考えを理解する上で非常に有効な手段であると言えるのだ。

 ただし、【ディエータ・プォログァラム】は複数の知の集合体である。

 つまり、その考えの一部は解っても全体像が解るとは限らない。

 そう言う意味では完璧な方法とは言えない手段でもある。

 だが、一部が解るだけでもずいぶん違う。

 そこから芋づる式に全体像が解る事もある。

 かなり部が悪いがそう言う手法でアプローチを仕掛けているのである。

 【芳一】は、

「お互い、即興で話を作ろうじゃないか。

 相手が指定するお題に沿った話を作る。

 こういうゲームだ。

 例えば、相手が【バトル物】と指定したとする。

 するともう一方は【バトル展開】のある小説を考える。

 そんな感じだ。

 考える時間はそれぞれ10分。

 思いつかなかった方が負けという単純な遊びだ。

 それをやってみよう。

 それで良いか?」

 と言った。

 【ディエータ・プォログァラム】は、

『良いだろう。

 それで報酬は?

 勝ち負けを決めるのに報酬も無いのか?』

 と聞いてきた。

 【芳一】は、

「負けた方は相手にとって有益な情報を1つ出す。

 ・・・と言うのはどうだ?」

 と言った。

 【ディエータ・プォログァラム】は、

『了解した。

 それで行こう』

 と言う話になった。

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