第二十九章20 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)3】20/序列6席6
【ラブアップ】はあくまでも淑女的な言葉使いが求められるが、美人局をしている時はその鬱憤を晴らすためか、下品な言葉が飛び交っているというのは【ウォレノドゥア】も知らない事実である。
それは下々の者がやることとしている。
だが、その反面、【ウォレノドゥア】の目を盗んで、【ウォレノドゥア】の部下が女達に手を付けていると言う事実もある。
そう言う現状がある。
それが【ウォレノドゥア】にバレれば、その女と女と密通した部下はなぶり殺しにされるため、秘密になっている。
ただし、処女性を強く求める【ウォレノドゥア】が女と初めて関係を持った時、女が処女で無かった場合、次からその女が選ばれる事は無い。
あくまでも【ファーストラブ】の時は処女で無くてはならない。
それが絶対ルールとなっている。
そのため、女達が【ウォレノドゥア】の目を盗んで他の男達と密通するのは【ウォレノドゥア】に一度抱かれた後と言うことになっている。
そう言うドロドロした騙し合いがここにはある。
そう言う歪んだ世界なのである。
男と女の騙し合い。
欲にまみれた酒池肉林。
そこがこの世界には存在している。
当然、【芳一】も【ミリア】もこういう空間が好きではない。
嫌悪感を持っている。
それを知ってか知らずか、【ウォレノドゥア】は、
『おい・・・
賭をしないか?
この【ラブアップ】・・・
どの女が優勝すると思う?
見事当てたら、【ゼロラブ】の中から、好きな女をお前にくれてやろう。
別に1名でなくても良いぞ。
欲しければ、10名でも、
100名でも、
1000名でも持っていけ。
ここには女が1000万名は居るんだ。
1000名くらい大したことはない』
と自分の器の大きさを示す様に言った。
【芳一】は、
「女性は物じゃない。
そんな賭けには応じられない」
と言った。
『では女を自由に出来ると言えばどうだ?
まぁ、女がそれを望まなければ無理な話だがな』
「良いだろう。
ここに縛り付けられている女性を少しでも解放出来るならそれに乗る」
と言う話になった。




