世界を救うもの!の巻!
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チョウガイとゾフィーは久々に会った。
「ゾフィーさん……!」
「チョウガイ様……!」
二人の愛のオーラに、アンドロメダ大星雲が震えだした。
「えい♥」
ゾフィーはいたずらっぽく、自身の豊かな胸をチョウガイの二の腕にぶつけてみた。
長身で線の細いゾフィーは、なおさら胸が大きく見える。
「ゾ、ゾフィーさん……!」
チョウガイは全身を震えさせながら、ゾフィーを見つめた。
ゾフィーも頭部の左右一対の電極を激しく点滅させながら、チョウガイを見つめた。
「我が生涯に一片の悔いなし……!」
チョウガイは虚無戦線の暗い空に、拳を突き上げた。
愛と光のオーラをまとった拳は、暗闇を切り裂き、天へと昇った。
「もう死んでもいい……!」
ゾフィーもまた全身に愛と光のオーラをまとい、両手を合わせて天に祈った。
二人の愛と光のオーラが混じり合い、虚無戦線の暗黒を払っていく。
ゾフィーはチョウガイの左腕に抱きつき、更に胸を強く押しつけた。
チョウガイの全身がガクガク震えた。
ゾフィーの頭部の電極は激しく点滅した。
そして、愛と光のオーラが爆発した。
周囲一帯の闇が吹き飛ぶほどだった。さながら核融合レベルだ。
そしてアンドロメダ大星雲までもが震えた。全宇宙を激震しかけぬチョウガイとゾフィーのオーラ。
それは「不滅の愛」であった。
チョウガイとゾフィーは不滅の愛でつながっていた……
「いいなあー、二人ともすごいなあ〜……」
グレースは、チョウガイとゾフィーの不滅の愛に感動していた。
よく女子中学生に間違われるが、グレースは短大を卒業しており、飲酒も可能だ。
そんなグレースは、バレンタインの概念と存在の意義を守る守護者――
バレンタイン・エビルだ。
彼女は「ひなまつり」と「春の桜」の概念も守った。
今は「混沌」によって、数多くの守護者が封じられていた。
その筆頭は完璧商人始祖の正義マンだろう。
世界の「正義」と市場経済における「神の見えざる手」を司る正義マン不在によって、人々の心から正義は薄れ、経済は混乱しつつある。
「自分のためだけに生きるって、さびしいよね」
グレースは悲しげな顔をした。
自分のためだけに産まれてきたのなら、それほどさびしいことはない。
一人で過ごす極楽は地獄に等しい。
今それを体感している者が、あまりにも多い。
グレースは、それを憂える。さすがは現在人気ナンバーワンの女性キャラだ。
「え、何それ? ち、ちょっと…… 恥ずかしいー!」
グレースは逃げ出した! はぐれ◯タルも真っ青な逃走ぶりだ。だからこそ人気ナンバーワンだ。
「次はお色気B級ホラーでどうですかね!」
メカゴヨウは言った。メカだが煩悩にまみれているようだ。




