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虚無戦線  作者: MIROKU
ラグナロク
91/99

世界を救うもの!の巻!


   **


 チョウガイとゾフィーは久々に会った。


「ゾフィーさん……!」


「チョウガイ様……!」


 二人の愛のオーラに、アンドロメダ大星雲が震えだした。


「えい♥」


 ゾフィーはいたずらっぽく、自身の豊かな胸をチョウガイの二の腕にぶつけてみた。


 長身で線の細いゾフィーは、なおさら胸が大きく見える。


「ゾ、ゾフィーさん……!」


 チョウガイは全身を震えさせながら、ゾフィーを見つめた。


 ゾフィーも頭部の左右一対の電極を激しく点滅させながら、チョウガイを見つめた。


「我が生涯に一片の悔いなし……!」


 チョウガイは虚無戦線の暗い空に、拳を突き上げた。


 愛と光のオーラをまとった拳は、暗闇を切り裂き、天へと昇った。


「もう死んでもいい……!」


 ゾフィーもまた全身に愛と光のオーラをまとい、両手を合わせて天に祈った。


 二人の愛と光のオーラが混じり合い、虚無戦線の暗黒を払っていく。


 ゾフィーはチョウガイの左腕に抱きつき、更に胸を強く押しつけた。


 チョウガイの全身がガクガク震えた。


 ゾフィーの頭部の電極は激しく点滅した。


 そして、愛と光のオーラが爆発した。


 周囲一帯の闇が吹き飛ぶほどだった。さながら核融合レベルだ。


 そしてアンドロメダ大星雲までもが震えた。全宇宙を激震しかけぬチョウガイとゾフィーのオーラ。


 それは「不滅の愛」であった。


 チョウガイとゾフィーは不滅の愛でつながっていた……






「いいなあー、二人ともすごいなあ〜……」


 グレースは、チョウガイとゾフィーの不滅の愛に感動していた。


 よく女子中学生に間違われるが、グレースは短大を卒業しており、飲酒も可能だ。


 そんなグレースは、バレンタインの概念と存在の意義を守る守護者ガーディアン――


 バレンタイン・エビルだ。


 彼女は「ひなまつり」と「春の桜」の概念も守った。


 今は「混沌カオス」によって、数多くの守護者が封じられていた。


 その筆頭は完璧商人始祖パーフェクトオリジンの正義マンだろう。


 世界の「正義」と市場経済における「神の見えざる手」を司る正義マン不在によって、人々の心から正義は薄れ、経済は混乱しつつある。


「自分のためだけに生きるって、さびしいよね」


 グレースは悲しげな顔をした。


 自分のためだけに産まれてきたのなら、それほどさびしいことはない。


 一人で過ごす極楽は地獄に等しい。


 今それを体感している者が、あまりにも多い。


 グレースは、それを憂える。さすがは現在人気ナンバーワンの女性キャラだ。


「え、何それ? ち、ちょっと…… 恥ずかしいー!」


 グレースは逃げ出した! はぐれ◯タルも真っ青な逃走ぶりだ。だからこそ人気ナンバーワンだ。






「次はお色気B級ホラーでどうですかね!」


 メカゴヨウは言った。メカだが煩悩にまみれているようだ。

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