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虚無戦線  作者: MIROKU
百八の魔星
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人類の未来!の巻!

 人類の意識の及ばぬ世界で戦いは続く。それは人類の未来を決する戦いである。


 人類の未来を守る者、人類を滅亡させようとする者、二つの勢力の戦いは未だ続いている。


 そして人類に未来を守る意志がないのなら、この戦いに勝利しても、いずれは滅亡するだろう。


    **


 百八の魔星の一人、天機星「知多星」ゴヨウの孤独な戦いは続いている。


 彼は宇宙創造の女神の一柱、蛇遣い座の女神から授かった「ウィンドセイバー」なる黄巾力士ロボットを駆り、混沌カオスとの戦いに臨んでいた。


「男一人でもつまんないんですよね…… なんかパートナーに女性キャラとか必要じゃありませんか? こう、お色気ムンムンの助手とか」


 そう言ったゴヨウは、怒った蛇遣い座の女神から鉄拳制裁された。女神の前でそんな事を言ってはいけない。


「だったら最初から頼めばいいのに……」


 蛇遣い座の女神は、そんな事を言う。ゴヨウにはわからない。


 いや女心がわからない。女心は宇宙全体よりも広くて深いものだから。


 知多星ゴヨウは更に考えた。


「夏だからハワ○アンズなんか良さげだよね」


 天のはたらきを知る宿星、天機星「知多星」ゴヨウ。


 彼は煩悩が尽きないが、それゆえに迷いを遠く離れているのだ。


 一応、人類の未来を守る事を最優先にはしている。


   **


 人の意識が認識できぬ世界で、知多星ゴヨウの戦いは続いていた。


 百八の魔星の最高機密「ヘッドガン」を駆り、ゴヨウは「混沌カオス」の空間へ侵入した。


 混沌空間に満ちているのは、人類の悪意が生み出した負のエネルギーであった。


 例えるならば、ドロドロと黒く濁った汚水のようなもの。


 その混沌空間をゴヨウの駆るヘッドガンは突き進む。戦車形態のヘッドガンだが、飛行するどころか、空間転移すら可能とする。


「撃てえっ!」


 ゴヨウはヘッドガンのレールガンを発射した。マンガ版だ!


 混沌空間に満ちた異形の怪物を一斉掃射しながら、尚もヘッドガンは突き進む。


 ゴヨウの目指す先には混沌がある。


 戦いの先には人類の未来がある。


 これは未来を守る戦いだと、ゴヨウは信じている。


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