決意
マールズ姫が子供達を抱きしめた。
「みんな生きよう」
「姫様」
みんなが泣きながら抱きついてくる。
「あなた方が、私の国、私の家族、私の居場所」
大きくなった彼らから血をいただいた。
せめて元の姿に戻りたかった。
日が上りかけている。
棺桶の中に入った。
「襲わないでょね」
一応モアとエルネストに忠告した。
「そんな命知らずはここにはいません」
モアが小さく手をふる。
「また死に損なったょ」
昇る朝日にモアが口にした。
「まあなんて罰当たりなことを」
「日本人に毒されてます」
カエデとカウマが続く。
「しょうがない又最初からだ、でもみんな技術は残ったょ」
モアが皆に報告した。
「坊ちゃん、これからどうしますか?」
「昨日も生きた、今日も生きよう」
「明日はどうすれば?」
「そんな先の事は考えるな」
「なら、坊ちゃん病院船の人達誘って異種族専門の病院やらケアハウスを作ったらどうですか、私達必要とされてますょ」
「町に行って、ユーロ政府に連絡をとって、逃げてきた白魔法使いに声をかけ軍務に復帰しようか、あまり勝手にできまい」
「朝飯にしようか」
モアが声をかけた。
町へと歩く。
カエデやカウマのバッグにドルが突っ込まれていた。
子供達が棺桶を担ぐ。
「坊ちゃんも、もうソロソロ年貢の納め時、結婚して聖剣の継承者を造らなくては。
坊ちゃんの子供は可愛いいだろうな」
「カトリーヌはいつまで白魔法使いでいるの?」
「還俗ですか、ハッ、エッ、エー」




