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ゴーストシップ1  作者: 薙野
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カリブへ

 カエデから連絡を受けゴーストシップは西へと逃亡した。

 なんとかモアさんを救出しなくては。

 カエデ達が無線機で後援者と連絡をとっていた。

 資本主義の4人の寵児。

 不老の魔法ができてから金持ちは相続税を払わなくていい。

 単純に貧富の格差だけでなく、寿命の格差まで跳ね返ってきた。

 四姉妹(フォーシスターズ)

 新大陸をぎゅうじる四つのコングロマリット。

 業種の異なる企業同士の合併や買収などによって発達した企業体。

 金融のロスチャイルド。

 石油のロックフェーラ。

 武器商、死の商人デュポン。

 電気、魔導機器のゼネラルモーター。

 レオノーラ・ロスチャイルド。

 300年前はユーロ圏で行商人をしていたダンピール。

 モアがサルディーラ女王の夫をしていた時、政商として食い込んだ。

 新教を作り旧教に利子を認めさせたのが資本主義の始まり。

 資本の集中、国家と工場の巨大化を産んだ。

 レオノーラに援助を求めた。

 モアとは300年来の愛人関係らしい。

 ダンピールは雑種第一代まで子供はできない。

 孤児になったダンピールを育てて、各地の銀行の頭取として派遣。

 分割することも相続することもない。

 情報インフラの整備でモアに世話になったから感謝していた。

 さすがに新大陸に会いに行く訳にもいかない。

 カリブであい、武器と食糧と情報を補給する。

 一応暗号でやりとりしていた。

 詳しくは会ってから話す。

「カエデ、カウマ、私もレオノーラに会いたい」

 彼女達は気持ち良く了承してくれた。

 部屋からでると老執事が立っている。

「あなたはいつまで付き合ってくれるの?」

 笑ってみた。

「この命ある限り」

「ヨハンネス。私も、あなたの命ある限り付き合ってあげる」


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