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16.妊娠が「発覚」――妊娠は悪事?

妊娠が()()


 この表現、あまりに使われすぎていて、すでに間違いと認識している人の方が少数派かも知れません。


 「発覚」とは、「罪悪・陰謀または秘密のあらわれること」をいいます(『広辞苑』第六版)。悪いこと、あるいは秘密にしていたことが明るみに出ることを言うのであって、通常、妊娠には使いません。

 辞書によっては「隠してもいない事柄(特に吉事)に使うのは誤り。「× 妊娠[婚約・誕生]が発覚」」(『明鏡国語辞典』第二版)

とまで書いてあるぐらいです。


 ここは「妊娠が()()」というべきでしょう。


 「妊娠が発覚」という表現が定着したのは、ワイドショーや週刊誌の影響ではないでしょうか。

 芸能人が、結婚や妊娠をしたが公表していなかった場合に、それをスクープした記事の見出しに「結婚が発覚」「妊娠が発覚」と使われたのがきっかけだったのでは、と思うのです。

 この記事の場合は、隠されていたことが明るみに出たのだから「発覚」で間違っていません。しかし、読者・視聴者の頭には、「妊娠が分かる=発覚」とすり込まれてしまったのでしょう。


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