39話 勝ち目
正直言って、あのナイトクローラーに勝てる見込みが掴めない。
僕たちは、逃げてここに来た。
そしてナイトクローラーに出くわした。
戻れば、サザとサラに捕まる。
進めば、僕たち二人はナイトクローラーに餌と認識される。
元人間だった者に、餌だと思われる。
残酷だ。
しかし、それがレッドアイというものなのだ。
サザとサラは、夢の世界の人である以上、本当に倒せるかは、まだ分からない。
危険度は高いが、ナイトクローラーを倒して先に進むのが、一番の安産策だと思う。
安産策とは、いったい何なんだろうか。
ふと耳を澄ますと、泣き声が聞こえる。
この泣き声は、人間の赤ちゃんだろうか?
いや、そもそも人間の赤ちゃんが、こんなところに居るはずがないだろう。
やはり、ナイトクローラーだろうか。
生後間もない赤ちゃんを巨大な化け物に変える。
それは、人道に外れた、狂気の実験。
狂った科学者たちだ。
マッドサイエンティストたちの数々実験により、その人間としての命を終えてしまった。
そんな哀れな被害者を弔うべく。
いつかその研究組織を壊さなければならないと、思った。
おそらく、その組織は強大な力を持ち、裏から世界を支配してる。
信じたくはないけれど、研究施設を壊すって事は、僕たちは世界の闇と、戦っていく事になる。
それでも、構わない。
その時、目の前にナイトクローラーが現れた。
もう逃げ場はない。
どうやらこのナイトクローラーは、僕たちを逃がすつもりは毛頭ないらしい。
つまり、どちらかが倒れるまで、この戦いは、終わらない。
今ここで、倒すしかないのだ。
赤澤境「僕たちは、負けないよ。ソラ、死ぬなよ」
ソラ「…分かった。キミも死なないで。」
そうして僕たちは、ナイトクローラーと戦った。
とても強大なレッドアイだ。
一撃で命を奪われてもおかしくない。
僕たちは、この後研究施設を壊さなくてはならない。
2人とも、ここで死んではいけないんだ。
特にソラは、グライフくんと再び再開するという目的を持ってるのだから。
今は、目の前のナイトクローラーを倒すことに集中して、その後ゆっくり、研究施設襲撃の準備を進めて行こう。




