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21話 ダイヤモンドダスト
ソラが銃を構えながら
会社の階段を下っていく。
僕は、攻撃手段なんて持っていないので
ソラに守ってもらう形になっていた。
銃を構えるソラの姿は、とても様になっていた。
幸いこの建物にレッドアイは侵入していなかった。
僕とソラは、素早くこの建物から脱出した。
地上に降り立ち、襲ってきたレッドアイをソラが撃ち殺す。
倒すとやっぱり石化し、たちまち形を維持できず、砂のように崩れる。
少しの微風でも宙を舞い、どこかへ飛んで行ってしまうそれは、ダイヤモンドダストの様だった。
キラキラと宙を舞うダイヤモンドダスト。
しかしその実情は、そんなにも綺麗なものでは無い。
美しく輝くこのダイヤモンドダスト。
これは、レッドアイの死体からあふれ出たもの。
どんなに美しい宝石にも裏がある。
どんなに美しい薔薇にも棘がある。
どんなに綺麗な人間にも、心の中にどす黒い感情がないわけじゃない。
このダイヤモンドダストにも残酷な裏がある。
どんな人間にも、残酷な裏がある。
だから、人間の心は宝石と同じなのだろう。




