表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怪異たちの脱出ゲーム  作者: 妙諦奇譚
勾玉を目指して
2/2

校庭の守護者 Ⅰ

今回は学校の校門のそばにいるあの人が登場します!!

でも気が引けたので架空の名前に変換しました。


変換し過ぎると「いや誰だよ...」となるので難しいです。

校門の横にはよじ登れるくらいの小さい扉がある。いつもやったらいけないことは背徳感を感じてしまう。でもちょっと楽しい。


突如今まで感じたことの無いような怖気に襲われる。

「「!?」」





――その昔、俺の家こと伏見家は有名な陰陽師の家だった!!...という訳ではなく、特殊な家系らしかった。

なんでも、怪異と呼ばれる物の怪のようなやつと、ただの人間の間に生まれた一族らしいのだ。

とは言ってもそこまで歴史は深くないらしく、意味がわからん上に誇らしさすらない。

むしろその時代に陰陽師いたら狩られてただろ...


「ついに狂ったんか?」という目で語る親を見ていたのも覚えている。

その時は「誰にも言わないように」と言われたが、そんな面白い自虐ネタをこの俺が見逃すはずがない!


次の日に学校でこの話を朗々と語ったら悪ノリするやつとドン引きしてるやつにくっきり別れたのは記憶に新しい。

睨んでくるやつもいたし...





「紗希!!」

思わず叫ぶ。

目の前で起こる不可思議な変化......それは怪異の所業だった。そうとしか説明出来ない。

周りが変わっていく。世界が上書きされるかのように、景色が違うものになっていく。真っ暗だった空が紅く不気味な明かりを発する。

「これって.....昔の...校舎?」

紗希が呟く。


「ねぇもしかしてこれ怪域なんじゃない!?」

「こんな時に何言ってんだ!?早くここから出るぞ!!」


怪域とは、怪異が作り出す特殊空間のことだ。眠くなる家系話の時に母さんが言っていた。

その空間ではある一定の条件下で世の理を外れた現象が起こるらい。

しかもその話が本当なら空間の謎を解き明かさなければ空間を脱出できない。


もちろん今そんなことを気にしている暇はない。

踵を返して.....

「!!」



...言葉を失った。学校の外が違うのだ。

違う土地に学校自体が移動してきて建っていると言った方が正しいのか。そもそもこの学校はいつの時代のものなのか。

「玲にぃ」

「ここはどこだ...」

「玲にぃ!!」

「っ...ああ。本当に怪域のようだな.....」

「うん...」


疑問点があり過ぎるが、今はこの空間から脱出しなければいけない。


「なにか手がかりを探すぞ!なんでもいい。この場から出るための情報が欲しい。でも危ないから離れずに行動しよう」

怖かった。でも今は紗希がいる。

それだけで、いやそれだからこそ兄は頑張れるのだ。


「きゃああ!!」

「どうした!?」

「あ、あれ!!」




――紗希が指差したその先には他でもない、『怪異』がいた。


背中には薪、手には本、着物を着た言わずと知れた偉人。そう、一宮金壱郎の像の怪異だったのだ。像が動いた。

俺は紗希を守ろうと前に出る。


像は紅い光に照らされながら、ゆっくりとこちらに歩を進めてきた。


後退りながら、逃げる体勢を整える。

本当はそれはを見た瞬間に走り出したくなったが、踏みとどまった。なぜだか逃げるといけない気がした。



像は俺たちの15メートルくらい前で止まった。




そして禍々しい声で話し始めた。


読んで下さりありがとうございます!!

ぜひブクマもよろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ