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秋の桜子詩集

ちょいと座って話そうか

作者: 秋の桜子

なぜ 出来ないの


どおして 出来ないの


もっと もっとと 重ねて行く


その言葉 あなたは


泣き泣き 受け止めて


私も がさがさ 心が さくれる



優しく さとす 様に


やわらに 包むように


なぜ 出来ないの


どおして 出来ないの


それは 私にも 向けてた その言葉




昔を 振り返り そう思う 今


子供は 親の思いなど


知らぬように 育って行く


ランドセルの時を過ぎれば


ふと気が付く 会話の中の 言葉の数々


いっぱしの 意見も 意思も 大人並み


ゆるりと 自然に 私の手をはなし


自分の道を 歩いてる




親の出来る事など


親が手をかける時など


振り返り見れば


わずかに 両手の指の数と


わずかに 片足の指の数と


合わせるかどうかの 数っきゃ無いの


たった それっきゃ 無いの


その時は とても長くて 短いの



私は 子供に それはそれは


よーく怒って よーく叱って


いたのよね しかし 今の子


成長素晴らしく 身長あっという間に


追い越され 怒るときには


ちょっと そこに 座りなさい


でなきゃ 見上げて 叱るというのは


誠にもって やりにくい


笑える程に やりにくい



お互い 座って 対面すると


ふてくされた 背を追い抜いた 我が子は


顔見れば まだ まだ あどけない



そして その時 気が付いた


一呼吸 置くとは こういうことか


刑事ドラマの 取り調べ


そんな感じが するけれど


まあ 飲み物でも 出して 取っ掛かる



何で 出来へんねん


あー あかんかった 勉強してへんかってん


そうか 困るの あんたやで


お母さん 変わってやれへんで


どおしよ と泣きつかれても


知らんし で終わるで


わかっとるわ うるさいなぁ


飲み物飲んで お菓子をたべて


どうみても 叱る世界では無いのだか


とりあえず 伝えたい事は


終了した ある日の 終わり




今思えば チビッ子時代にも


とっちらかった部屋で


さりげに 遊びに 参加して


先ずは おままごとのように


あなたと 正面対して 座って


何故 片付け無いのかね


宿題 してから 散らかせや


おやつと 共に そう言えば


良かったかなとも


今になって そう思う




だって 怒る私は


アニメの宇宙人 極悪キャラに


例えられて いたのだよ



そのあと 座って対面することにより


私の 評価は


アニメ映画の 神の温泉宿の


取り仕切る魔女へと 変わったけれど


どっちかと言えば


魔女の方が ちと良くない?


え?どっちもどっちか?















































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― 新着の感想 ―
[一言] その昔、「クソババア!」と言われたので「クソガキ!」と言い返しました。 ついでに「クソババアとクソガキで、クソクソ親子じゃ!!」と言っておきました。 ほんと、いつの間にか大きくなって、弟思…
[良い点] 泣きそうになってしまったじゃないですか。 心に染み入りました。 そしてなるほど!!ちょいと座って、を今後実践してみます!! [一言] 私が怒ると『覇王色の覇気が………』と言って後退りして…
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