報い奉る
「よっす!Twinterで見たぞ。お前の醜態」「……」
「おーい!そこのお前だよお前。アキ」「……あぁ、お前か」
「おいおい。その反応はツレないじゃない?」「スマンな、ちょっと考え事だ」
「考え事ねぇ……。その考え事ってのは、醜態晒しちまったなぁ…とか落ち込んでんのか?」「……全然違うよ」
「じゃあ何なんだよ?あれ以外に落ち込む事なんてないだろ?」「だからさ、俺は落ち込んでんじゃなくて考え事って言ったんだぞ」
「あぁ……それな」「っち。ったくよぉ。お前と話してると阿保らしくなってくるよ」
「まぁまぁ。そんなに気取りなさんな。それよりも、お前の醜態の件をプロデュースしていいか?」「何がプロデュースだよ!何が!」
「イイじゃねぇかよぉ。少し気取った表現してもよぉ」「はぁ。……はいはい。Schにスレ立てて、weblogにまとめて下さって一向に構いませんよ」
「よーし。言質頂きました!まぁ、見てろ。たんまり稼いでやるからな」「お前なぁ……。そんなだからカス呼ばわりされんだぞ?」
「へいへい。エンターテイメントを提供しても、お金は小遣い程度にしかならない俺に向ける言葉ではないですねー」「それでも、だ。……そうだ。これだけは約束してくれ。お前、今回の騒動はキチンと最後まで追っかけてまとめて欲しい」
「……言われなくとも最後までやるつもりですが、何か?」「……よし。約束したからな。っと噂をすれば……だな」
「うん?このサイレンって……まさか!おいおい。何か展開が早くないか?今日の今日だぞ?にしてもあれだけで?えっ?マジでお前を?嘘だろ?は?」「そんなにキョドるな。多分ってか絶対俺だから。俺の家から辿れば直ぐこの大学に行き着くからな。そんな不思議じゃねぇよ」
「いやいやいや。そもそも……あーっもう!あんなせこい醜態だけでこんな大掛かりな事になるとか、マジでオカシイぞ」「まぁ、世の中そんなもんだろ。俺的にはこのぐらいの方が却って安心できるけどな。それよりも、さっきの約束忘れんなよ」
「さっき……!!そうか!だからお前、あんな約束させたのか。モチノロン、キッチリまとめといてやんよ!だから、安心してお務め果たせよ!待ってるからな!」「……あぁ。お前、サイコーにマブいな」
「おう!マブもマブ。俺とお前はいつまでもマブだから、それだけは忘れんなよ」「……。じゃあな」




