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転校生に百合の花束  作者: 惷霞 愁灯
第二章 成長
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八輪目 紹介

園芸部。最初は演劇部の聞き間違いだと思った葵だが、やってることが演劇部のそれとは、大きく異っていたので、認識を正した。

「え、か、翔は普段園芸部でなにしてるの?」

「普段?普段か!ちょっとこっち来い!」

そう言われると、翔に腕を掴まれ、窓際まで連れてこられた。

「あれを見てくれ!」

指した先には、多数に置かれたプランター。そしてそこから生えている、多種多様な植物がこちらを覗いていた。

「俺が育てのもあるんだぜ!今日はそれを収穫して、料理する日だ」

「翔がこれつくったの!?すごいね!」

「へへー、すごいだろ!」

自分が育てた植物を自慢気に話しているが

「翔くん、水やりよくサボってたけどねー」

と、後ろからは古都葉が反論をよこしている。それを笑いながら返事をする姿を見て、葵は不思議に思った。

「ねぇ、翔はなんで演劇部に入ったの?」

「それは。多分親の影響かな。俺の親は自営業でレストランやってんだけど、そこで無農薬野菜作りたいって話になって。そこで俺が一役買ったわけ」

その台詞は、会ってからの数分間からの行動からは予想だにしなかった。葵は少し感動して、翔がカッコよく見えた。

「まあ、その話はさておき、お願いだから入部してくれよ!男子部員俺一人だから、土とか全部持たされるんだよ!」

一瞬でも尊敬した葵は、呆れたようにそれを撤回した。



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