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転校生に百合の花束  作者: 惷霞 愁灯
第一章 発芽
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六輪目 作方

中庭のベンチは四人掛けになっていて、そのベンチには左から順に古都葉、京香、一人分空いて葵と座っている。

「そういえば二人はどうやって友達になったの?」

「え?私たち? えー、どうやってだっけ?」

「んー、中学からの付き合いだしね。よく覚えてないやあ」

「そんな……じゃあ僕どうやって友達作れば」

ガクッと肩を落としていると、古都葉が声をかけた。

「やっぱり、キッカケがあれば、誰とでも友達になれると思うよ?私の場合だったら、部活とか、学校行事とかで友達増えたかなぁ」

「京香さんはどうだったの?」

「いや、私は別に友達増やそうとも思ってないし……」

「なんだ、僕と同レベルか」

「同レベルとはなによ!私には古都葉がいるもん!」

「私を推してくれるのはいいけど……。葵くん。やっぱり友達はいたに越したことはないよ?特に男子は」

「そう……だよね」

「! じゃあ私の部活に入らない?男子部員少なくて困ってたんだぁ」

古都葉は、思い付くと直様携帯を取り出し、メールを送っていた。「放課後に2人、部活見学者が来ます」と。あまりにも急で強制的だったが、葵は嬉々としていた。

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