二十五輪目 本音
その日の夜______
携帯に古都葉から激励の文が通知音と共に送られてきた。
「いやぁ、良かったねぇ」
「普通はダメなことなんでしょうね。」
「けど、私は」
「言わなくってもわかるよう」
京香はベットで、古都葉は机の椅子に寄りかかりSNSを使い、チャットをしていた。
「けど、やっぱり2人とも凄いよ」
「私は中々言い出せないもん!」
「古都葉にしては珍しいね」
「私だっていつもニコニコはしてないよぅ!(; ̄3 ̄)」
古都葉が顔文字を送ってきた。これに京香は少し心配した。古都葉が顔文字を使う時は、決まってニコニコしてない時だからだ。
「どうしたの古都葉、言いたいことあるならいいなよ。私聞くよ」
「…………(。´╹A╹`。)」
「嫌ならいいけど」
「……隠してた訳じゃないんだどぉ」
「私、好きな人がいたの」
「え?」
「けど、その人は憧れで、成功もするはずないから、諦めてたの」
「ちょうどその時辺りに先輩から告られて。オッケーしたの」
「最初は優しかったんだけど、段々エッチなことしてって言い始めて」
「私も最初は嫌って言ってたんだけど、一回、その人の誕生日に許しちゃって」
「その日、私は見せ物にされて…」
次々送られてくる文章と、その度に発覚する事実に京香は、なんて返信すへばいいか分からなかった。
「(´-﹏-`;)」
「今日はここまでにしよ。よる遅いし」
唐突に古都葉から、終わりを申し出た。聞きたいことが山程あったが、京香はあえで聞かず、古都葉のしたいようにさせてあげた。
「分かった。お休み。また明日」
その文章に既読が付いた後に、再度通知音は鳴らなかった。




