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転校生に百合の花束  作者: 惷霞 愁灯
第三章 開花
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十六輪目 部活

「いやー暑くなってきたねー。」

三人は今、中庭端でプランターの土の入れ替え作業をしている。勿論、他の部員も同様に。

「ちょっと葵ー!こっち手伝ってくれ!」

「はいはい!」

男手は、土を校門近くの倉庫からプランターまで運ぶ重労働に追われていた。

「ここは、この土とこの土を混ぜまよう?そしたら、色んな野菜が育てられるよ?」

古都葉の提案に、京香含めその他部員も、黙々とその作業をしていた。


「あっ、葵くんと翔くんは、何か育てたいのある?」

「選んでいいのか?だったら俺はトマトが良いな!美味いし!」

「じゃ、じゃあ僕は百合がいいな」

「え?百合?」

「変かな……?」

古都葉は、不思議そうな目で葵を見る

「普通男の子なら、食べ物系選ぶと思ったんだけどなぁー。わかった。それを育てやすい土にしとくね?」

「ありがとう、古都葉さん」



「ぷは〜!!!!!」

キンキンに冷えた炭酸飲料を口にする。園芸部員はこれが一つの嗜みであり、楽しみなのだ。

「重労働の後の炭酸って、いいわね」

京香は、普段炭酸系のジュースは飲まなかったが、汗を吹き飛ばす様な爽快が気に入ったのかもしれない。


葵も無理してぶどうスカッシュを飲んでいると、後ろから肩を叩かれた。


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