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短編:詩&エッセイ

音で崩れる僕の恋。

作者: 尖角

ガシャン―――



音を立てて崩れ去る。



僕は君が好きだった。



他人を好きになったのは、



これで何回目だろうか?



数えられないほど、他人に恋をした。



数えられないほど、他人を愛した。



そして、数えられないほど、



相手に想いを告げることなく、失恋をした。



僕の恋は、音を立てて崩れ去る。



好きの一言も言えぬまま、



僕は今まで、幾人の人々を胸の中で葬った。



僕は、他人を簡単に好きになり、



そして、簡単にその恋を諦める。



いっつも思う、



「僕なんかが釣り合うはずがない」



だけど、それは決めつけなのかも。



そんなことを思ったりもするけれど、



臆病で、現実逃避が大好きな僕は、


どうしても一歩を踏み出すことが出来ない。



告白するのが怖いんじゃない。



ただ、君に嫌われるのが嫌なんだ。



例え、好かれなくてもいい。



ただ、嫌われてさえいなければそれでいい。



僕の恋は、儚いけれどそんな恋。



届かなくていい。 届けなくていい。



ただ、君を見ていたい。 この恋が終わるまで。

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