2/9
どうやらループものだったらしい
急に、パッと光が差し込んできて。
目に、なにか布が巻かれていたのが解かれたのだと気づく。
相変わらず縄はキツく縛られていて
さっき終わったんじゃなかったっけって
キョロキョロ辺りを見回す。
相変わらず群衆のボルテージは最高潮。
ここで歌でも歌ってやろうか、と口の端だけで
ハッと笑う。
最悪。
せめて、断罪?
されるのなら、その理由くらいは教えてくれたって良いと思う。
そう思った瞬間、裁判官みたいな奴がご都合主義的に私?らしいローザとやらの罪状を語り始めた。
曰く、誰それの婚約者を暗殺しようとした罪だとかなんとか。
うわぁ。どうでもいい。
「私」は別にそんなことしたくない。
嫌ならほっとけば良いのだ、そんなもの。
愛だかなんだか知らんが、無くなったものに執着するのは、なんというか美しくない。
さっき会ったはずの処刑人がまたニヤニヤと近寄ってきたから
逆にニッコリと笑って見せる。
その瞬間に処刑人が少したじろいだ。
……?違和感。
まぁ良い。
ここからは逃げられそうに無い。
スタスタ、処刑台に寝転がろうと、誘導されるでもなく足を進めかけて。
ふと。
いや、そもそもなんで私がこんなことしなきゃならんのだ??と疑問が浮かんだ。
思考の海に沈みかけたところで
体を押さえつけられ、処刑台に括り付けられ
二回目のループは幕を閉じた。
……いや、なんで???




