冬の訪れ
掲載日:2025/11/17
暖かな室内の看護師は帰宅の鞄をオレンジ色のフローリングに落とし、肩から力が抜けた。
自室に静寂の柔らかな灯りが灯る。
友達に新しく紹介があったのは、突然だった。
はやる気持ちの出会いは、丸い頬の柔らかな男性だった。
透き通る青のカーテンの室内に、携帯からの着信に画面が光った。
刺すような雨振りの音からか、ベットから身体をおこした。
焦る気持ちと1枚コートを羽織る、澄んだ夜風が身体を動かす。
小さな幸せの花の咲いた笑顔に期待をジャケットのポケットに膨らまして、車のエンジンにキーを回した。




