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九章
昼が終わり、午後の仕事も頑張ろうと職場に入る時間が迫っていると、事務所から呼び出しがあった。
それは、なんと兄の歩からだった。
電話を変わる愛
『愛、今日から1週間くらい家を空けることになった。今、空港にいる』
「今度は、どこ行くの?」
『次の舞台となる、沖縄にね。お土産を買ってくるよ』
「うん、わかった。気をつけてね」
そういって電話が切れた。
歩は仕事で沖縄にいくようで、伝えそびれていたようで、会社に電話をしてくれた。
(そっか、歩兄さんしばらくいないんだ)
愛が寂しそうな顔をしていると、先輩にあたる広瀬凪に顔を覗き込まれた。
「どうしたの?電話で何かあった?」
「歩兄さんから電話だったんだ。しばらく、沖縄に仕事で家あけるからっていう電話。ちょっと寂しいなって」
「お兄さんから!それは寂しいね。どのくらい家開けるの?」
「1週間。うーん、仕事なのは分かるんだけどね」
そういって仕事に戻っていった。




