1 入学式後のホームルームで異世界転移
入学式が終わり、今はホームルームをしている。
このクラスの担任は結構な美人だ。
29歳の独身だと何度も言っていた。
多分あれだな、がっつき過ぎて彼氏が出来ないか、長続きしないタイプだろう。
付き合ったこと無いけど多分そうだ。
この担任は何を狙って独身だと言っているのだろう。
そんな事を考えてると下から光が射す。
スマホの光かな?と思い下を見ると線が引かれていて光っていた。
どうやら光はこの線からの物らしい。
クラスメイト(成り立て)は騒ぎ出してる。
「わんじゃこりゃ!?」
「えっ!?なになに?なんなのこれ!」
「これは、まさか……!?」
「知っているのか!?雷電!」
「うむ、異世界転移のテンプレだ」
「ふっ、ついに俺の出番か。うっ……持病の腰痛がががが……」
実に個性豊かなクラスメイトのようだ。
一人、かなりテンパっているのかなんじゃをわんじゃと言い間違えている。
あと、持病の腰痛さん。その歳で腰痛とは運動不足ではないかな?
騒いでいる間に転移?の準備が出来たのか、体が透け始めた。
俺も異世界物は読んでいるから少しばかりの高揚感を持っている……ん?
異世界に転移って事はネット使えないよな。
うぉぉぉぉ!まてまてまて!
まだ見たいアニメや漫画、ラノベがあるんだよ!
それと実況も!!!
後悔を残しクラスメイト+担任は異世界に転移した。
異世界転移とかしたくないです。