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第7章 45「原因究明」

「つまり、今回の件はグラリール=ガルガレドが起こしている事件ってことですか?」

「そうそう、その通りさ」

 そう聞くとユニアは納得したように頷いた。

「では、私たちの周りの人間が急変したのはなぜです?昨日までは普通だったのが、今日になって変わったのもありグラリールのせいなんですか?」

 周りの人たちが急変?あ、だからミッダや軍の人が追ってきたのか。

 朝の出来事を思い出して合点がいった。

「うーん。惜しいな、今日になってっていうか今さっきだろ?彼らが急変したのって」

 俺以外の全員が頷く。

「あと、周りの人間だけってのも違うな。あれはね国全土に起こってることだよ」

「国全土って……」

 あまりの規模に心臓が止まりそうになった。

「つまり……今の私たちって……」

 ユニアの言葉を俺が引き継ぐ。

「国中からのおたずね者ってこと……」

 昨日の友は今日の敵と言ったりするが、国中からやられると心が折れそうになる。

「じゃあ、どうしたらいいんですか?」

「さぁ、僕に聞かれてもなぁ」

 力無く返事をされ、ガクッとなる。先程までのなんでも答えてくれたシグマはどこに行ったのだろうか?

「待ってください。なら、なぜ私たちはいつも通りなんですか?シグマの話が本当ならここにいる全員……シグマを含めてみんなグラリール側につくはずじゃないですか」

 ニーナの質問にシグマは満足気に頷いた。その質問を待っていたようだ。

「実はね、今回のこの心理操作みたいなのってサドルカの剣で起こされてるんだ」

 サドルカの剣?

「あれで前は全国民シャグルー化をしたんだけど今回のは違う。地面から流したのはシャグルー化するほどの闇の力じゃない。ただ、シャグルーの操作魔法にギリギリ引っかかる程度のものなんだ。だから、元々闇の力を持っているエルフと魔族、あとは神剣が守ってくれる神剣使い、魔力がないから闇の力を受け入れられない外国人は心理操作されないってことさ」

 ってことは俺がサドルカの剣を奪われなければこの事件は元から起こっていなかったってことかぁ……

 一人俺が頭を抱えるとユニアが俺のことなど気にも止めずに言った。

「じゃあ私は?」

「え?」

 予想外だったのかシグマは素っ頓狂な声を出す。

「私はなぜ心理操作に巻き込まれていないんですか?」

「なぜ……かぁ」

 俺には質問の意図がよくわからなかった。ユニアは外国人だからじゃないのか?

 あ、でもユニアには魔力がある。なら……

「もしかしてだけど……君、闇の力があるんじゃない?」

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